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ギリシャ緊張状態続く、預金流出加速や銀行支援拡大の動き

[アテネ/ルクセンブルク 19日 ロイター] - ギリシャをめぐる緊張状態が19日も続いた。国内銀行から預金流出が加速するなか、欧州中央銀行(ECB)は、銀行への流動性支援を拡大。チプラス首相は事態打開に自信と冷静さを示した。

19日は、銀行からの預金引き出しが推定約12億ユーロ(13億ドル)に達し、今週だけで約42億ユーロが流出したと、銀行関係者が明らかにした。関係筋の1人は「昨日よりも今日の方が厳しい状況だ。22日も同様に困難な公算が大きい」と述べた。

ギリシャ当局者によると、ECBは電話会議を開き、緊急流動性支援(ELA)枠を18億ユーロ拡大した。週明け22日のユーロ圏首脳会議まで、銀行システムを機能させるのに十分な規模とみられている。

ECBは22日の緊急首脳会議終了後、ELA枠を再び見直す、と当局者は説明した。

チプラス首相は緊急首脳会議の開催を歓迎。債務危機の解決によりユーロにとどまりながら、成長に戻ることが可能になるとの見解を表明した。

同氏は声明で「欧州連合(EU)規定と民主主義を順守した上で、ユーロのなかでギリシャを成長に戻すための解決となるだろう」と述べた。

ギリシャ中銀は、銀行システムが依然安定しているとして、預金者の懸念払しょくに努めた。

中銀は声明で「総裁は、銀行システムの安定性を確認した。同システムは、ギリシャ銀行(中央銀行)とECBの共同行動によって完全に守られている」とした。

現時点では、各銀行の支店前に行列ができる事態に至っていない。銀行筋の1人は「行列ができたり、パニックが起きたりしておらず、引き出し状況は静かで緩やかな段階だ」と語った。

国内最大の石油精製業者、ヘレニック・ペトロリアム<HEPr.AT>の広報担当者はロイターに、緊急計画を策定したと説明。国家が非常事態に陥った場合に備え、数カ月分の燃料を確保するという。

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