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ギリシャ問題、22日にユーロ圏緊急首脳会議 支援合意見えず

[アテネ/ブリュッセル 18日 ロイター] - ギリシャ支援をめぐる協議は、18日のユーロ圏財務相会合(ユーログループ)でも合意に至らず、22日に首脳らが事態打開に向けて緊急会議を開催することになった。

ユーログループのデイセルブルム議長は記者会見で「残念ながら、ほとんど進展はなかった。合意は見えない」と語った。

議長によると、ユーロ圏財務相はギリシャ側が新たな提案を行うべきだという強いシグナルを送ったという。

国際通貨基金(IMF)への資金返済期限までわずか12日となるなか、ギリシャの銀行からは多額の預金が流出している。

銀行関係者がロイターに明らかにしたところによると、ギリシャと債権団の協議が決裂した日の翌日15日から17日の間に約20億ユーロの預金が流出。これは欧州中央銀行(ECB)が今週、ギリシャの銀行に対する緊急流動性支援(ELA)で供給した額の倍に相当する。

関係筋によると、こうした事態を受けてECB理事会は、ELAの上限引き上げについて協議するため、19日に電話会議を開く。

ECBのクーレ専務理事は財務相会合で、ギリシャの銀行は19日に営業可能かと質問され、「明日(19日)については可能と言える。月曜日(22日)に関してはわからない」と応じたという。

欧州連合(EU)のトゥスク大統領はこの日、ユーロ圏首脳が22日1700GMT(日本時間23日午前2時)から会談を行うことを明らかにした。

IMFのラガルド専務理事は、ギリシャが6月30日期限の資金を返済しなかった場合、猶予期間や返済延期の可能性はないため、7月からは債務不履行(デフォルト)状態になるとの見解を示した。

ギリシャのバルファキス財務相は18日、ギリシャは支援合意に向けた意欲を示すため、「抜本的」な財政改革案を提示したと述べた。

また、ユーロ圏は「アクシデントを容認する」心理状態に危険なほどに近づいていると述べ、ギリシャが提案した公的債務に自動的な上限を発動する案がこの日の財務相会合で協議されなかったことを批判した。

デイセルブルム議長は仮に来週合意に至ったとしても、資金提供には時間がかかるため、現行の支援プログラムの延長が必要になると指摘した。

ギリシャは預金流出ペースがELAを上回る状況が続いた場合、2013年のキプロスのように資本規制を余儀なくされる可能性がある。

15─17日の流出額は、4月末時点のギリシャ銀の預金総額1336億ユーロの約1.5%に相当する。

財務省報道官は預金流出に関してコメントを控えた。

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