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一気に噴き出した韓国当局管理外のMERS感染

 連日2桁の新患者を出し続ける韓国MERSで13日、感染の質的変化が顕著になりました。防疫当局が管理できていない場面での感染が目立ちだしたのです。病室内3次感染の段階で収束させる目論見が破綻しかけています。各病院の医療スタッフの疲弊が酷くなり、軍からも応援が出される中、長期戦化は大きな負担になります。13日発表患者には初の4次感染者が含まれ、12人増えて患者138人、死者も14人に増えました。

 中東呼吸器症候群(MERS)12人の新患者の内、これまでのように病室内での感染が確認されたのは6人だけです。4次感染は残る6人の1人で救急車の運転士、ほかの5人はサムスンソウル病院関連とされるものの経路が不詳で調査中になっています。4次感染を詳しく伝える《救急車運転士がMERSに感染…感染者計138人に》が問題点を露わにしています。

 《当時76人目の感染者は、サムスンソウル病院の救急救命室で14人目の感染者に接触後、観察対象になったが、当局の監視網をくぐり抜け、5日から6日の間、江東(カンドン)慶煕(キョンヒ)大学病院の救急救命室と、建国(コングク)大学病院の救急救命室に行った。その際、救急車で搬送されたのだった。当局は3日から76人目の感染者名簿を確保し、管理してきたと言ったが、監視はたった2回の電話だけで、患者は他の病院に移ったのだった》

 76人目の感染者は7日に感染が確認されて、10日に亡くなるのですが、感染の恐れを自己申告してくれなければ救急車運転士には自分を守るすべがありません。第485回「朴大統領の訪米に止め刺した大病院の不始末」で述べた、患者による医療機関「はしご」習慣がウイルスをまき散らした実例になりました。

 サムスンソウル病院の救急救命室が3次感染の中心であり、60人以上を感染させる「スーパー伝播者」だった14人目の感染者は29日にはここを離れたので潜伏期間2週間はもう終わりました。サムスンソウル病院関連で経路不詳の5人は、この14人目の感染者との接触が確認できないだけでなく、救急救命室外での4次感染も疑われます。1565人参加の外部集会に出た同病院の感染医師は院内でも自由に動き回りました。また、救急でない外来患者で14人目感染者との接触が確認できないのに感染した例があります。

 病院から外のウイルス地域拡散が起きていると疑わせる例もここに来て発生しています。警察官である119番目の患者(35)と女性介護者である126番目の患者(70)は患者が通過した病院に行っているものの、すれ違っていて接触は考えられないと言われます。現在、調査に入っているWHOのスタッフも「韓国の場合、地域拡散があっても驚かない」と言っていました。問題は小規模で収まるかどうかでしょうか。

 最初の「震源地」平沢聖母病院、3次感染の中心サムスンソウル病院に続いて患者数が増えている病院がいくつかあり、当局は神経を尖らせているが、管理と収束のシナリオが破れるならどうにもならない事態になります。

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