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谷垣禎一幹事長のリベラルの仮面が剥がれた 最高裁が違憲としたら白紙は当然 でしょ

衆議院憲法審査会で3人の参考人が戦争法案を違憲と表明したこと、さらには憲法学者がこぞって違憲である旨の表明をしたことに対して、谷垣自民党幹事長は、「違憲、合憲を判断する権能を持っているのは最高裁だ」という珍論を展開しました。
違憲かどうかを判断するのは最高裁?谷垣禎一自民党幹事長が言うのは厚かましい

こんな珍論を展開したことを突っ込まれたのか、記者会見では、「違憲判決出れば、防衛政策を組み立て直す」だそうです。
自民・谷垣氏「違憲判決出れば、防衛政策を組み立て直す」」(産経2015年6月12日)

谷垣氏は弁護士でありながら、何と情けない発言をされているのか。
最高裁が違憲判決を出せば、行政、立法がそれに従って違憲状態を解消するために法の改廃をしていくことは当然のことです。何を一体、当たり前のことを述べているのか。
問題なのは、最高裁判決が出ていなくとも、行政は行政で憲法に違反しないように行政権を行使すべき義務があり、法案提出においても同様であり、憲法尊重義務が科せられているのです(憲法99条)。

最高裁が判断するまでは何をしてもいいんだということではありません。
谷垣氏の発言は、最高裁が違憲と判断するまでは自民党政権として自由にやらせてもらうからね、と言ってのと全く同じなのです。

憲法に違反してもどうとも思わない人たちっていうのは、根底には、日本国憲法は米国に押し付けられたという発想があります。
谷垣氏は、リベラルのイメージもありましたが、国防軍創設などが盛り込まれたあの自民党憲法草案が自民党案として出されたのは、この谷垣氏が野党時代の自民党総裁のときです。
谷垣禎一総裁が「憲法改正草案」を発表」(自民党ホームページ)

谷垣氏もリベラルの仮面が剥がれたということでもあるのですが、その頃から、既に自民党は露骨に右傾化が始まり、そして安倍氏という復古的な軍国主義者が自民党総裁として首相に返り咲いたのが象徴的出来事です。
今の自民党の右傾化はますます加速していくことになります。

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