ただ、韓国からのゲストに対し、組織委員会は別の計画を練っていることを示した。
上海国際映画祭の組織委員会は10日、韓国からの出席予定者に電子メールを送り、中東呼吸器症候群(MERS)の発生を理由に訪中をキャンセルするよう促した。
ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が閲覧したこのメールには、「上海国際映画祭のゲストとして、あなた方が健康を考慮し、特別な保護策を取って健康維持に努めていると期待している」と書かれている。また、「ゲスト全員の健康を考え、映画祭組織委員会としてもいくつかの保護策を取ってきた。われわれは(映画祭に)関連するイベントの一部をキャンセルした。さらに、われわれは上海旅行のキャンセルを検討するよう、あなた方に真剣に提案する。不便をかけることを謝罪する」と記されていた。
電子メールは「また近いうちに上海で再会できると信じている」との言葉で締めくくられた。
組織委員会の広報担当者は電子メールを送信したことを認めた。また、韓国企業の何社がこれに返信するのか、委員会が追加措置を取るのかについては不透明だとした。このほか、映画祭のどのイベントがキャンセルされたのかも明かさなかった。
今年の映画祭では、22本の韓国映画が上映される予定だ。
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