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- 2011年04月11日 07:30
東日本大震災、街角募金に応じる手を見て悲しくなった。
ちょっと前の週末、表参道を歩いたときのこと。
表参道の交差点に、東日本大震災への募金を呼びかける一団がいた。手に「青山学院大学」と印刷されたパウチを掲げ、「震災被害への募金をお願いします」とかやってる。
私が驚いたのは、彼らが持っている募金箱に、次々と義援金が放り込まれていたことだ。募金した人は、「いいことをした」と思っているのだろうか?
なんといっても、彼らの素性がわからない。
「青学の者だ」と言い張っているだけであって、本当かどうか定かではない。単なる募金詐欺の可能性がある。全額がめるのか、一部を募金して言い訳としているのか。あるいは本物なのか。しばらく眺めていたが、誰も学生証を見せてもらったりしていない。
仮に青学の学生というのが事実だとしても、いい人であるかどうかはわからない。世界のどこかで大災害が起きると、とにかくカルト宗教・反社会集団・チンピラなどがワッと登場し、駅頭で詐欺募金を呼び掛けるのは、「見慣れた光景」だ。
続々募金する方々は、統一協会による大規模な詐欺募金活動がたびたび報道されていることすら知らないのか。青学の原理研だったら、とか考えないのかな。
もちろん今回は本当に青学の福祉サークルかなんかかもしれない。しかし次回はどうだかわからない。なにも調べずに募金する人は、いつかカモになるだろう。
他人に金を与えるときには、極めて注意深く振る舞うべき。その手間を惜しんで「ああ募金箱があった。ちょうどいいから入れとこう」で「慈善した気になる」のは、どうなんだろ。慈善するなら相手のことを思い、正しい方法でなすべきだ。
近年詐欺募金が蔓延しているため、私は街頭募金には一切応えないことにしている。募金したいときは自分で募金先を調べ、主張や団体の構成が怪しくなく募金先に正しく届く先を選び、間違いないように募金する。
実際、繁華街の募金隊を15分ほど観察していると、怪しい動きをしている団体を見ることも多い。たとえば渋谷だと、井の頭線通路と東急プラザ前とかモアイ脇の出入り口あたり。渋谷じゃないけど、外国人に法衣を着せ「無言の行」に仕立てた偽坊主に托鉢させてる「業者」がいるという報道も読んだ記憶がある。
なんたって、ちゃんとした慈善団体だって役人の天下り利権先になっていて「理事の年収や退職金が高額」などというところがある時代だ。
たとえば交通遺児に寄付しようたって、「財団法人交通遺児育英会」は高額天下り団体だ。寄付金が連中の退職金に流用されるなどあほらしい。「あしなが育英会」は民間組織でそんなことがないので、ずっとマシ。
ただ、日教組が「あしなが育英会に」と募った寄付1億7600万円の例だと、6割近くの1億円が「あしなが」に行かず、日教組上部団体の「連合」に上納されている。
上納分のうち3700万円は日教組に還流し、朝鮮総連関係に流れていったとか。要は教師が闇組織の集金マシーンになってるわけで、振り込め詐欺実行犯とケツ持ちの暴力団と同じ構図としか言いようがない。
この事実は、1年前に国会で追求され報道されている。こちらの政治部記者の方のブログなど一次資料がしっかり載せられており、じっくり読むとなかなか怖いものがある。
以上はあくまで一例だが、「あしながに行く」という寄付でさえ、寄付受付ルートが信頼できるのか、しっかり考えないと危険ということ。教師ルートなら信頼できると思考停止して「日教組が集める」事実を考えないと、この始末だ。
自分で募金先を選別する程度の手間すら惜しむ慈善は、単に「いいことをした」実感を味わうための自己満足に過ぎないと受け取られても仕方ない面がある。
藤原新也が「東京漂流」に似たことを書いていて、読んだときに強く心に残った。しかし彼や私の感覚は少数派なのかもしれない。
募金箱に伸びる多くの手を見ていて、少し悲しくなった。
表参道の交差点に、東日本大震災への募金を呼びかける一団がいた。手に「青山学院大学」と印刷されたパウチを掲げ、「震災被害への募金をお願いします」とかやってる。
私が驚いたのは、彼らが持っている募金箱に、次々と義援金が放り込まれていたことだ。募金した人は、「いいことをした」と思っているのだろうか?
なんといっても、彼らの素性がわからない。
「青学の者だ」と言い張っているだけであって、本当かどうか定かではない。単なる募金詐欺の可能性がある。全額がめるのか、一部を募金して言い訳としているのか。あるいは本物なのか。しばらく眺めていたが、誰も学生証を見せてもらったりしていない。
仮に青学の学生というのが事実だとしても、いい人であるかどうかはわからない。世界のどこかで大災害が起きると、とにかくカルト宗教・反社会集団・チンピラなどがワッと登場し、駅頭で詐欺募金を呼び掛けるのは、「見慣れた光景」だ。
続々募金する方々は、統一協会による大規模な詐欺募金活動がたびたび報道されていることすら知らないのか。青学の原理研だったら、とか考えないのかな。
もちろん今回は本当に青学の福祉サークルかなんかかもしれない。しかし次回はどうだかわからない。なにも調べずに募金する人は、いつかカモになるだろう。
他人に金を与えるときには、極めて注意深く振る舞うべき。その手間を惜しんで「ああ募金箱があった。ちょうどいいから入れとこう」で「慈善した気になる」のは、どうなんだろ。慈善するなら相手のことを思い、正しい方法でなすべきだ。
近年詐欺募金が蔓延しているため、私は街頭募金には一切応えないことにしている。募金したいときは自分で募金先を調べ、主張や団体の構成が怪しくなく募金先に正しく届く先を選び、間違いないように募金する。
実際、繁華街の募金隊を15分ほど観察していると、怪しい動きをしている団体を見ることも多い。たとえば渋谷だと、井の頭線通路と東急プラザ前とかモアイ脇の出入り口あたり。渋谷じゃないけど、外国人に法衣を着せ「無言の行」に仕立てた偽坊主に托鉢させてる「業者」がいるという報道も読んだ記憶がある。
なんたって、ちゃんとした慈善団体だって役人の天下り利権先になっていて「理事の年収や退職金が高額」などというところがある時代だ。
たとえば交通遺児に寄付しようたって、「財団法人交通遺児育英会」は高額天下り団体だ。寄付金が連中の退職金に流用されるなどあほらしい。「あしなが育英会」は民間組織でそんなことがないので、ずっとマシ。
ただ、日教組が「あしなが育英会に」と募った寄付1億7600万円の例だと、6割近くの1億円が「あしなが」に行かず、日教組上部団体の「連合」に上納されている。
上納分のうち3700万円は日教組に還流し、朝鮮総連関係に流れていったとか。要は教師が闇組織の集金マシーンになってるわけで、振り込め詐欺実行犯とケツ持ちの暴力団と同じ構図としか言いようがない。
この事実は、1年前に国会で追求され報道されている。こちらの政治部記者の方のブログなど一次資料がしっかり載せられており、じっくり読むとなかなか怖いものがある。
以上はあくまで一例だが、「あしながに行く」という寄付でさえ、寄付受付ルートが信頼できるのか、しっかり考えないと危険ということ。教師ルートなら信頼できると思考停止して「日教組が集める」事実を考えないと、この始末だ。
自分で募金先を選別する程度の手間すら惜しむ慈善は、単に「いいことをした」実感を味わうための自己満足に過ぎないと受け取られても仕方ない面がある。
藤原新也が「東京漂流」に似たことを書いていて、読んだときに強く心に残った。しかし彼や私の感覚は少数派なのかもしれない。
募金箱に伸びる多くの手を見ていて、少し悲しくなった。
- tokyo editor
- 出版社の編集者。出版業界の実態について執筆している。



