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水嶋ヒロ「KAGEROU」。ポプラ社がなぜヤラセに「踏み切った」のか、走馬灯のようにぼんやりなんとなく考えてみる。

水嶋ヒロ「KAGEROU」絡みの話題はちょいちょい取り上げてきた。


ヤラセ疑惑にしても、単なる「どう見ても黒」印象を超えて具体的な登場人物込みの報道が出たりして、どうやら本当にヤラセだった可能性が高くなってきたので、ちょっと書いた。

その折も考えていたのが、「あの良心的なポプラ社がどうしてこんなことを」って感想。子供の頃からポプラの絵本で育った私の素朴な疑問だ。未だにアマゾンのレビュー悲惨な限りだし。

なんで「ブランド失墜上等」でヤラせだか低レベル受賞作選出だかに全力で突っ走ったのか。ポプラの企業イメージと全然違うじゃん。

で、前回のエントリーには間に合わなかったのだが調べてみたら、2010年の9月に「ポプラ社は暴力団に食い物にされている」という記事を、週刊新潮が書いていた。暴力団が経営陣に食い込んで、役員まで送り込んでいるとかなんとか。

この記事がもし正しいとすると、今回の件と符合はする。

一般論だが、企業に食い込んだ暴力団は、その企業の長期的なブランド力育成など考えないだろう。その企業のカンバンで金を抜けるだけ抜いて、企業がボロボロになれば適当に落とし前付けて次の企業に移るだけだ。

まして今回、芸能人だし。芸能プロダクションと暴力団の関係は、誰もが知ることだ。それぞれがつながりのある暴力団を媒介に「芸能人とポプラ社が握った」という図式は、(事実かは別として)まことにわかりやすい。

ポプラ社+暴力団的な情報を追うと、おおむねポプラ社元会長がどうのこうのという記述に行き当たる。しかし書かれていることの多くは単なる噂レベルであって、信頼性は低いように思える。

彼は、店頭公開ITベンチャーの社外取締役でもある。ジャスダックとかマザーズに公開するITベンチャー+暴力団というのは、現実の事件としてよくある図式ではあるけれど、いくらなんでもそれだけでなにか悪いことのように言うのは間違っている。単なるやり手というのが「よくある真実」だろう。

ただ、彼は多くの競馬馬を抱えていた著名ギャンブル馬主でもある。その意味で私が勝手に想像する「良心的児童書の堅実なポプラ社経営者」というイメージと、はるかに落差があるのはたしかだ。まあ当方の個人的な思い込みにて馬主の方々には誠に恐縮なんだけど(すいません)。

あと一言だけ書いておくと、彼が退任したのが2010年11月。10月の受賞を受け、ちょうどヤラセ疑惑で大騒ぎになった頃だ。ポプラ社は2011年2月現在もまだヤラセをか弱く否定してるわけで、表向きはKAGEROUという大ヒットを飛ばした功労者というわけなのに。なんでだろうなあ。

ポプラ社の社史を見ていても、社長人事は書いてあるのだが、会長人事については就任も退任もまったく触れていない。それも企業としては異色。理由はわからない。闇の中だ。



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