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半島での砲撃事件への対応について、真に国を憂う

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昨日、北朝鮮から韓国への砲撃事件があった。

経緯としては以下を辿る。

1)米韓演習に対して中止を求める警告文を通告

2)米韓演習は朝鮮半島方面には照準を向けることなく実施

3)朝鮮軍より韓国領域へ砲撃

4)韓国軍より発砲元と見られる地域へ報復


■韓国の的確な対応

砲撃が加えられた後、李大統領は徹底した反撃と拡大抑制を指示したと伝えられている。

また、韓国軍からは「我が軍は北朝鮮の追加挑発を抑制し、事態を安定的に管理することに力を注いでいる」との声明が発表された。

この対応は極めて理に適っている。

まず、完全に報復する能力を示すことは、次の挑発を抑制する上で極めて重要である。攻撃に対して正確且つ倍する反撃を行うことで、次の攻撃を慎重ならしむる効果がある(もっとも相手が理性的に判断できれば、だが)。この点において、未だ戦争状態にある南北朝鮮国境において、韓国軍は的確な即応能力を示した、と見ることもできるだろう。

また、今回の攻撃は軍事施設を慎重に外して行われた、とも報道されており、これが事実であれば「本格的に攻撃に出る」ことが無いのは明白であり、必要な反撃能力を示した後は速やかに事態を収拾することが望ましい。



■日本の狂想曲*1

1)情報収集・伝達のお粗末さを全世界に再び暴露

菅首相のお粗末なぶら下り取材コメントは目も当てられないものであった。

仮に(そして事実だろうが)報道で一報を知ったとしても、そんなことを暴露する必要はない上、有害でさえある。

第一に日本国内中枢における情報伝達速度が遅いものであることや、コメント内容の変遷で伝達速度そのものがある程度把握されてしまう可能性がある。これはそのまま有事対応能力として測られるであろう。

第二に日韓・日米間で、有事発生時に「日本が除けられている」とのメッセージを与えかねない。これもまた有事リスクを高めるものでしかない。

2)外交での失策

実質的に日本が取れる追加制裁オプションは極めて少ない。これを理解していないとすれば、過去民主党政権になって以降、日本の対朝政策が何ら情報さえ引き継がれていないか、そうでなければ何も考えずに示唆していると考えざるを得ない。

アメリカが事件を非難し、韓国支持と防衛の意志を示したことや、韓国が安保理付託検討を示唆したことと比較して、あまりに無意味且つ無価値な示唆であると言える。

今回の事件発生地域や第一撃が軍事施設や演習中の米韓軍ではなかったことからも、それ以上エスカレートする可能性は低く、事態の拡大を防ぐことを目的とするならば、日米韓で連携して毅然とした対応をすること、そして犠牲となった民間人への弔意を示し、必要なら避難した人への物資の支援などを申し出るくらいをしておけば十分で、それ以上のことなど何も必要はなかった。

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