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独連邦債利回り急上昇、ユーロ圏物価受け=金融市場

[ロンドン 2日 ロイター] - 2日のユーロ圏金融・債券市場では、5月のユーロ圏消費者物価指数(CPI)が予想を超えて上昇したことで、独連邦債利回りが急上昇した。

独10年債<DE10YT=TWEB>利回りは0.68%と、16ベーシスポイント(bp)上昇。このほか周辺国国債利回りも、スペイン10年債<ES10YT=TWEB>が2.09%、イタリア10年債<IT10YT=TWEB>が2.11%、ポルトガル10年債<PT10YT=TWEB>が2.89%に上昇し、年初来の高水準を付けた。

欧州連合(EU)統計局が発表した5月のユーロ圏CPI速報値は前年比0.3%上昇と、予想の0.2%を上回って上昇。ラボ銀行のシニア債券ストラテジスト、リチャード・マグワイア氏は、「今回のCPI統計により、欧州中央銀行(ECB)の量的緩和は当初の予想より効果的にリフレーションを引き起こしているとの見方が裏付けられた」としている。

一方、ギリシャ10年債<GR10YT=TWEB>利回りは支援協議が妥結するとの期待から低下。

ギリシャ問題をめぐっては、1日夜にメルケル独首相、オランド仏大統領、ユンケル欧州委員長のほか、ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁、ラガルドIMF専務理事がベルリンで緊急会合を開催。この日はギリシャのチプラス首相が1日夜に「現実的」な改革案を債権団に提示したことを明らかにしている。

また、支援交渉に関与している関係筋はこの日、債権団がギリシャ政府に対し提案する支援合意書の草案がまもなく完成するとの見通しを示している。

KBCのストラテジスト、Mathias van der Jeugt氏は、1日夜の緊急会談について「5人の政治、経済界の重鎮がギリシャ問題をめぐり顔を合わせて協議したことを踏まえると、政治的な膠着を打開しようとしている可能性がある」とし、「こうしたことでリスク警戒感が後退すると見られる」と述べた。ただ、ギリシャがどう反応するか見極める必要があるとしている。

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