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電力の需給と生活様式の見直し

 福島原発の状況が心配であるが、関係者には事態の収拾に全力をあげていただくことをお願いするとともに、政府には情報公開を徹底すべきことを要請する。

 それとともに、長期的な視点から、電力需給を考える必要がある。日本の発電の4分の1は原子力である。電力需要が4分の1減れば、原発は要らない。需要が変わらないならば、原子力発電を続けるか、あるいはそれに替わる電源を開発せねばならない。水力、風力などでは、今の日本では無理であり、火力になる。そうすれば、地球温暖化という問題が出てくる。

 フランスは、電力の7割以上を原発でまかなっているので、原発廃止論は力を持たない。それに、地震もあまりない。日本では、電源のベストミックスをどうするのかという問題である。電力は蓄えがきかないことに最大の問題がある。

 原子力発電の安全基準をさらに厳しくしていくことが、最低限必要である。それとともに、皆が電力の無駄使いをやめる必要がある。私が、前回このブログで生活様式の見直しを主張したのは、そのような国民的努力を前提にした議論が必要だと考えたからである。昼間働いている人でも、通勤帰りに買い物はできる。私が言ったのは、「深夜の」コンビニである。真夜中の12時に多くのコンビニが開いている必要が本当にあるのか。病院などにこそ、深夜の電力を確保すべきではないか。

 皆が少しずつ不便を分かち合う姿勢がなければ、この国の長期的な再建は無理である。戦後の日本は、公共の福祉を忘れて、自分の利益だけを追求することが善のような風潮を作ってきたのではないか。教育の分野などで、それを見直したいと言っているのである。

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