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嘘をつくなら、もっと「さもありなん」という嘘を

 内閣改造人事に関して、私がらみで様々な記事が出ているが、私の立場、言論については、このブログなどで、すでに十分説明したつもりである。

 ところが、今日発売の『週刊文春』の記事を見て、思わず吹き出してしまった。週刊誌の記事を額面通り信じる人はいまいが、私が経済産業大臣のポストに就きたいと北澤防衛大臣に言ったと書いてある。かつて大臣として仕事をした厚生労働省や、学問的専門である外交防衛の大臣を要求したというのなら、嘘であっても信じる人もいるかもしれないが、専門でもない経産省などの名前がなぜ出てくるのか。嘘をつくなら、もっともらしい嘘をつかないと真実味がない。

 とくにTPPは農業自由化が最大の課題であり、経産相は農業問題に詳しい人でなければ務まらない。18日発売の夕刊フジでは、農民が有権者にいないからという理由で東京1区選出の海江田さんを選んだのなら、それは安易すぎる、故中川昭一氏のような農業が分かる人が、この時期の経産相ととしてふさわしいと、私は書いている。実際に、中川氏は経産相として実績をあげている。

 閣僚人事は総理大臣の専権事項である。総理以外の人間の言うことは何の意味も持たない。そして、菅首相と私は携帯電話でいつでも対話ができる間柄である。他の政治家の仲介など不要である。ところが、何人かの民主党政治家が、自分が仲介役だと言いふらしているらしい。

 私は、政治家として自らポストを求めたことは一度もないし、そうしないことを大原則としている。菅さんも、それを知っているから、「○○大臣はどうか」などという話は一切しない。総理の名誉のために言うと、意見交換をしていて、彼が国難にどう対応するかということを真剣に考えていることは十分に伝わってくる。

 私は、各党の有力政治家、団体の代表などとは、機会があれば意見交換をする。政治家として、また政党の代表として当然である。ただ、誰と会ったとか、どういう話をしたとかいうことは、私のほうからは一切口外しない。妻や秘書に対してでも、そうである。日本の政治家は、自分を目立たせたいためか、秘密を守らない人が多い。こういう政治家を私は評価しない。

 もっと悪質なのは、自分の立場を守るために、誤報を流し、情報操作をする。最近の記者はナイーブな若者が多いから、老練な政治家に手玉に取られて、そういう情報操作を見破れず、結局は権力の走狗に成り下がってしまう。私に関して記事を書くのなら、せめて私に取材くらいあってもよさそうなものである。

 いずれにしても、政治家は政策が命である。そして、国民の幸福と国益を最優先させるべきである。そのことを原則とすれば、すでにブログで何回か書いたように、私が菅総理に直接何を言ったかは明確であろう。

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