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ラストチャンスの70日間

6月2日の政局騒ぎから20日間、法案審議もそっちのけでの国民不在の権力闘争が未だにくすぶっていた永田町界隈でしたが、漸く立法府としては当たり前の判断として会期延長が先ほど確定致しました。今回の通常国会の会期が150日もあって、震災関連も中途半端、震災関連以外では何か有意義な成果があったのだろうか???・・・。いまだに予算一つ正常な形で執行出来る状況にない中で会期を閉じるなど絶対にあってはならない事でしたが、最後の最後で最低限の判断が出た事についてはホッとしている所です。

しかし、この20日だけを顧みても「菅おろし」だの「刺し違え」だの色々ありました。口先介入専門の似非政治家に限って「命がけ」とか「政治生命」など大言を吐きながら、イザとなれば『逃げの一手』で覚悟の無さを露呈する事が多いように思いますが、それにしても、この政権、その類の口先介入専門家が多すぎるように思います。

そのような不毛な政局を評して『ネズミの運動会』とは言いえて妙とも思いますが、要は、政権交代後何の成果も出ないままに2年が経過してしまった訳であります。そして未曾有の災害が発生して100日以上が経過した訳です。今求められてるのは、純然たる結果そのものであり、最早、誰が総理大臣であろうが、その事自体が問題であるという事ではないのだろうと思います。そのレベルまで我が国の政治は来てしまった、落ちる所まで落ちてしまったという認識の中で、結果を出すという事なしに政治家の罪は絶対に消える事は無いと全議員、特に与党議員は肝に銘じねばならないと思う次第です。

無論、政治には信が必要であり、それがなければ持続するものではありません。会議録に「ペテン師」だの「嘘つき」だの国権の最高機関として信じられぬような言葉が次々に載るような状況が出来てしまった事については、おそらく政府・与党側の瑕疵が圧倒的に大きいと自分も感じています。しかし、その事は十二分に判った上で、それでも結果を一つでも出す。結果が一つ出れば、もう一つ結果を出すという姿勢が政府と責任政党には必要であり、その事も放り出して、野党と一緒になって権力闘争だけを続けていても全く不毛な事で、誰にも理解されぬ愚かな事だと思います。

これで会期が70日確保された訳ですが、予算関連法案も塩漬け、復興関連・原発処理に関する法案、二次補正など当面の『絶対案件』だけでも十分、体力気力と日数を消費するだろうと思われます。しかし今回の期間、これらの案件は被災者・国民を放り出して権力闘争に明け暮れた政府・与党が国民に贖罪する為のラストチャンスであると思います。

そして自分にはもう一つの『絶対案件』があります。言わずもがなの「郵政法案」ですが、これも特別委員会が設置された今次国会が唯一無二の機会だと思われます。通常国会が閉じれば、特別委員会は解散となりますので審議の場そのものが失われてしまうからです。郵政三事業を取り巻く状況は刻々と厳しさを増し、国民の財産であり、かけがえの無い国民保護の礎である三事業を守る為には一刻の猶予も許されません。これからの70日は郵政法案にとってもラストチャンスであるという事を改めて肝に銘じ、『結果が全て・逃げ場は無い』と自分に言い聞かせ、任務を粛々と果たしてゆけるよう一層の努力を行いたいと思います。

会期延長にあたり御報告まで

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