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計画停電での混乱を懸念しています

総務省に詰めている毎日です。消防も郵政も通信も放送部門も現場は全力で取り組んでくれています。被害の余りの大きさに心痛む日々ですが、しかし現在進行形の様々なトラブルに全力で対処してゆかねばなりません。

さて、明日(既に本日)から「計画停電」なるものが強行されようとしている所ですが、医療機関や患者さんに何の準備期間も与えずに、これを無差別に実施する事で生命の危機にさらされる方が”多数”発生する事が非常に強く懸念されております。非常用電源の脆弱な中小病院、在宅呼吸器管理の患者さん、あるいは個人の産科病院など数時間の送電停止が致命的になる可能性のある医療機関が確実に存在しています。呼吸器が止まれば、持続点滴のラインが止まれば、低出生体重児の入る保育器の電源が止まれば、そこにある生命は永遠に失われてしまいかねません。そして後悔しても失われた生命は戻りません。

先ほどまで総務省からも、また国民新党・亀井代表からも『官邸』に「無差別」の計画停電強行は思い留まる様に、また実施にあたっては現場や患者さんの準備期間にも鑑みて最低48時間程度のモラトリアム期間を取って頂きたい、それまでの期間については企業等に「震災臨時休暇」でご対応頂けるよう政府として要請すべきとお願いしてきた所ですが、現在時点では誠に残念ながら方針が変わったという連絡はありません。このままでは月曜日には大混乱が発生します。消防の方も相当の混乱必至と覚悟で月曜に望むようですが、多数の人員と非常用電源を被災地に対して供給した消防現場に首都圏の医療事情の混乱に対処する余力がどれだけあるのか、冷静な戦力分析も必要だと思われます。人間の判断の誤りで被害を拡大してはならないのです。

目の前にある生命を同じ人間が意思を持って摘み取る事の無いように・・・、医療人が呼吸器の電源を切れば「殺人罪」が適応されます。『政治家が明確な意思を持って電源を切るように指示した』場合、この責はどのように処理されるのでしょうか?、医療人として自分はこのような進め方には到底賛同しかねます。計画停電の強行まであと4時間あまり・・・、もはや神々の御加護を祈るしかありませんが、とにかく早朝から消防庁に詰めて状況を見守りたいと思います。

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