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好みはどう違う? 「男と女のベストセラー」比較 - 男女別 売れ筋本ランキング

大高志帆= 文 早川智哉= 撮影

以下は、2014年の1年間にTSUTAYAで1冊でも「プレジデント」を購入したことがある40代男女の売れ筋本のランキングである。さらに、男女で10位以上順位に差があった本には●を付けた。

●男女別 売れ筋本ランキング(2014年「プレジデント」読者・40代)

●印は、男女で10ランク以上の差がついた本。TSUTAYA調べ。

男性の売れ筋本ランキング
1位 嫌われる勇気
2位 海賊とよばれた男(上)●
3位 海賊とよばれた男(下)●
4位 銀翼のイカロス●
5位 まんがでわかる7つの習慣
6位 お金が貯まるのは、どっち!?
7位 学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話
8位 ルーズヴェルト・ゲーム●
9位 うまくいっている人の考え方 完全版
10位 長友佑都 体幹トレーニング20●
11位 人に強くなる極意●
12位 マスカレード・イブ
13位 脳の強化書 アタマがみるみるシャープになる!!
14位 京セラフィロソフィ●
15位 下町ロケット●

女性の売れ筋本ランキング
1位 学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話
2位 まんがでわかる7つの習慣
3位 嫌われる勇気
4位 お金が貯まるのは、どっち!?
5位 Nのために●
6位 面倒だから、しよう●
7位 脳の強化書 アタマがみるみるシャープになる!!
8位 人生はニャンとかなる!●
9位 永遠の0-ゼロ-●
10位 マスカレード・イブ
11位 白ゆき姫殺人事件●
12位 すりへらない心をつくる シンプルな習慣●
13位 マスカレード・ホテル
14位 40代からの「太らない体」のつくり方●
15位 幸福な生活

男女で好みの違いに、どのような特徴があるのか。TSUTAYAで本のマーチャンダイジングを行う安本朋幸さんにお話を聞いた。

女はスピリチュアル、男は企業小説好き

「小説に関しては、男性と女性ではっきりと趣味が分かれます。男性はやはり企業小説に感情移入しやすいようで、『銀翼のイカロス』『ルーズヴェルト・ゲーム』など池井戸潤さんの作品を好みます。百田尚樹さんの『海賊とよばれた男』も、出光の創業者がモデルです」

いっぽう女性は『Nのために』(湊かなえ)や『マスカレード・イブ』(東野圭吾)など、より一般受けする作品を好むという。その視点で見ると『永遠の0』(百田尚樹)は少し意外だが、安本さんは「デザインが関係しているかもしれない」と分析する。

「映画化の際に主演俳優の写真がカバーに使われて、ぐっと売り上げが伸びるのは男女ともによくあるケース。この場合、主演男優の写真が好調の理由かもしれません。

ビジネス書に関しても、男性はモノクロに近いシンプルなデザインを好み、女性は明るくかわいいデザインを選ぶ傾向にあります。ランキングにはありませんが、ベストセラー『道をひらく』(松下幸之助)のカバーを花柄にした途端、女性に売れたこともありました。本の世界にも“ジャケ買い”はあるのです」

小説以外の内容を見ていくと、ビジネスの最前線で戦う40代男性は非常に現実的だ。自己啓発書の中でも、すぐに実践できそうな「仕事論」が売れている。それに対して女性に人気なのは、「ライフスタイル」に言及したエッセイ寄りの自己啓発書だ。また、特に40代以降の女性は生来の占い好きが強まるようで、少しスピリチュアルな要素のある本もよく売れる。健康を気遣う本が上位にランクインするのも、40代以降の女性の特徴だという。女性が長生きする理由が、ベストセラーからも見えてくるようではないか。

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