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ひきこもり主婦 -「私は社会のお荷物」自分を責める女たち

相馬留美=文 ライヴアート=図版作成

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「ひきこもり予備軍」の就業状況


家事はこなしているが、一歩も外に出られず、他人と交流できない――そんな「ひきこもり主婦」の存在が明らかになりつつある。

ひきこもり主婦の数を推計する公的なデータはまだないが、2010年に内閣府が公表した「ひきこもり実態調査」では、ひきこもり予備軍のうち専業主婦は8.4%を占めている。決して低くない数値である。

ひきこもり主婦になりやすい人とは。「幼少のころから『女性だから』と感情を言葉にしないよう周りに言われていた、夫や親から家庭に入ることを望まれた、キャリアを断念した、など見えないトラウマがある」と、ひきこもり問題に詳しいジャーナリストの池上正樹氏は推察する。

世間的に専業主婦への風当たりが強くなってきたことも一因のようだ。「自分を社会のお荷物と表現する人もいる」(池上氏)という。仕事を持っていないことで社会から隔絶されたように感じ、自分は役に立たない人間だと思い込み、さらに社会から孤立してしまうのだ。

こういった状態が続けば、うつ病に発展する恐れもある。だが“専業主婦は家にいるのが当たり前”という先入観からか、周囲はなかなか気づけない。もし自分の妻がまったく外出している様子がなく、無気力に見えたら注意信号だ。

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