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カルト的人気のSFドラマ、「オーファン・ブラック」が、いよいよ日本上陸 AMCネットワークスの中核プログラムのひとつ

「オーファン・ブラック(Orphan Black)」はBBCアメリカがカナダのSPACEと共同で制作した、クローン人間を主題としたSFドラマです。日本でもHuluで6月からストリーミングが始まる予定です。

そのストーリーは、ひん曲がっていて、スリリングです。ネタバレを避けるため、敢えて話の筋には言及しないでおこうと思います。

主演はカナダの女優、タチアナ・マスラニーです。下はウォールストリート・ジャーナルとのインタビュー。


同作品は多言語国家であるカナダの土地柄を生かし、さりげなくインターナショナルでマルチ・カルチャーな仕上がりとなっており、日本人からすると、すこし頭がクラクラするほどのダイバーシティです。

或る意味、世界は、このドラマで描かれているような無国籍な方向へ猛烈なスピードで移行している最中なのかもしれません。少なくとも北米やEUでは、それを強く感じます。

「オーファン・ブラック」のファンはSNS上で各エピソードを観た感想をシェアします。その意味では、新しいタイプのTVドラマの楽しみ方が生まれていると言えるかも知れません。しばらく番組が続くうちにSNSを通じて読者の支持層が広がり、それがビンジ・ウォッチング(はしご見)につながるというわけです。このようなコンテンツはアマゾン・プライムやHuluのようなストリーミング業者が最も必要としているタイプのコンテンツです。

その根強いファン層に支えられて米国市場では新参者であるBBCアメリカは、着実にアメリカ市場に橋頭保を築きつつあります。これを後押ししているのはBBCアメリカの50%株主であるAMCネットワークス(ティッカーシンボル:AMCX)です。

AMCネットワークスは、丹念に作り込まれた、高品質なドラマだけを撮るTVドラマ制作会社で、「マッドメン」などのヒットがあります。この「オーファン・ブラック」と「マッドメン」は、家計所得の高い層から高い支持を受けています。

テレビ業界は、これまでのリニアー(直線的)な番組構成からオンデマンドへと変わっており、それが視聴者の消費態度を一変させています。

つまり視聴者は、観たい番組を、好きな時間に見るわけです。すると自ずと高品質で満足度の高い作品が選好されるようになります。

これと対照的に、従来のテレビの番組表のように、一日の朝から始まって深夜まで、視聴者が見ていようが、いなかろうが、兎に角、時間表を埋めるためにコンテンツを流し続けなければいけない…という風な、ある種、幕間つなぎ的な中途半端なコンテンツは、どんどん淘汰されはじめているのです。

先日発表されたAMCネットワークスの第1四半期決算発表は、良い内容でした。EPSは予想$1.44に対し$1.66でした。売上高は予想6.54億ドルに対し6.69億ドルでした。

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