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2015年5・2神戸憲法集会の報告

(1)今年(2015年)5月の神戸憲法集会は5月2日(土)に開催すること、この神戸憲法集会についても神戸市・同市教育委員会が”後援”名義の不承諾の回答をしてきたこと等を、紹介しました。

神戸市と市教育委員会が3度目の神戸憲法集会”後援”不承諾

(2)その際には、神戸市の不承諾理由が説明してもらう機会を設けたところ、行財政局によって口頭で説明がなされたことなども紹介しました。

神戸市教育委員会については、別の日(4月8日)に説明がなされました。
教育委員会では、神戸市の4要件に加えてもう一つの要件(催し物の継続性)があること、
私たちの集会は3つめの「政治的中立性」の要件を充足してらず、、
憲法尊重擁護義務と「後援」名義使用を承諾することとは別であり、
一方の立場だけを主張し他方の立場に反論する機会を与えないと政治的中立とは言えない、
などと説明がなされました。

日本国憲法は公務員に憲法尊重だけではなく憲法擁護義務もかしています(第99条)が、私たちの説明をした担当者には「憲法擁護義務を具体的にどのように果たしているのか」質問しましたが、これまでと同じように当該担当者は説明することはできませんでした。
これは、行財政局の担当者も同じです。

(3)2013年に新しく神戸市長になった久元喜造氏は、記者会見でこの件で弁明したようです。
神戸新聞2015/4/21 23:30
憲法集会後援拒否 神戸市長「自治体として慎重判断」 

 5月2日に神戸市内である「神戸憲法集会」の後援を同市が断ったことについて、久元喜造市長は21日の記者会見で、「護憲か改憲か、政治的立場の表明の場になることが想定され、自治体としては慎重な判断が求められる」と理由を説明した。
 憲法集会は、「憲法のねうちを学ぶ」を掲げて沖縄の大学教授の講演などを予定。市民団体などでつくる実行委員会の後援依頼に対し、市と市教委は今年2月、「差し控える」と回答した。

以前も指摘しましたが、この弁明だと、過去に私たち実行委員会の開催した憲法集会を神戸市・教育委員会が”後援”承諾したことと矛盾します。
神戸市は、”後援”名義しようを許諾するかどうかの判断基準を変更していませんが、その運用を政治的判断で恣意的に変更しているわけです。

この変更は、憲法について全く無知な新市長になって強行されたのではないか、と思えてきます。
そうであれば、憲法を遵守せず内規も捻じ曲げて運用する独裁者と同じですね。

(4)昨日(2015年5月2日)の神戸憲法集会については、このブログでも事前に案内をしました。

2015年5・2神戸憲法集会の再度のご紹介

2015年5・2神戸憲法集会の紹介とチラシ折込作業の連絡

(5)マスコミでも事前に紹介されました。
神戸新聞2015/4/29 11:24
「みんなで」「今こそ」憲法を考える GW県内各地で集会

 安倍政権が改憲に向けた動きを加速させる中、兵庫県内各地で憲法について考える集会がゴールデンウイーク(GW)にある。

 【29日】「これでいいのか安倍政権-集団的自衛権・基地・改憲」神戸学生青年センター(神戸市灘区)。主催は同センターTEL078・851・2760。社民党の服部良一元衆院議員が講演。午後2時開会。700円

 【2日】「激論日本国憲法-みんなで考え、みんなでつくろう日本の未来」垂水勤労市民センター(神戸市垂水区)。日本青年会議所近畿地区兵庫ブロック協議会主催。作家倉山満さんとインターネットで番組を開設する京本和也さんが対論。午後1時開会。無料。夏山さんTEL090・8383・0606
▽「戦後70年 日本国憲法のねうちを学ぶ」神戸芸術センター(同市中央区)。主催は神戸憲法集会実行委TEL078・351・0677。半田滋・東京新聞論説委員と前泊博盛・沖縄国際大教授が講演。午後1時半開会。千円(学生500円)

 【3日】「今こそ9条 許すな壊憲国民投票」神戸市勤労会館(同市中央区)。主催はひょうご憲法集会実行委TEL078・392・0820。屋良朝博・沖縄タイムス元記者が講演。午後1時半開会。500円
▽「憲法を守るはりま集会」姫路市文化センター(姫路市)。主催は実行委TEL079・222・0684。ドイツ文学者、池田香代子さんの講演や合唱がある。午後1時開会。無料

 【4日】「ダメなものはダメ! 憲法を変えるな」いたみホール(伊丹市)。5・4憲法集会実行委主催。作家の高橋源一郎さん、高作正博・関西大教授が講演。午後2時開会。前売り800円、当日千円(学生・障がい者半額)。山岸さんTEL090・3717・7271


(6)昨日の神戸憲法集会は、新神戸駅の近くの「神戸芸術センター」で開催されました。
開始前から、会場近くまで右翼が街宣車3台でやってきて、私たちの憲法集会を妨害するために、マイクで叫んでおりました。
演説ではなく、ただ単に口汚く叫んでいただけですから、
通行人の方々は、とても不快に思われたことでしょうね。

(7)しかし、神戸憲法集会は、800名近い参加者があり、盛会でした。
(右翼の妨害が逆に私たちの憲法集会を知らせる宣伝になった可能性がないとはいえませんが、それは未確認です)
神戸新聞2015/5/2 21:24
神戸で憲法集会、平和への役割訴え 後援拒否の市批判も

 憲法記念日の3日を前に、日本国憲法の意義を学ぶ「神戸憲法集会」が2日、神戸市中央区の神戸芸術センターで開かれた。憲法改正論議が加速する中、研究者や報道関係者らは、約800人の聴衆に憲法が平和に果たす役割を訴えた。

 神戸市内の労働団体や護憲グループでつくる実行委員会が主催。

 東京新聞論説兼編集委員の半田滋さんは、集団的自衛権の閣議決定で、政権が「日本の存立が脅かされている」などと判断すれば武力行使できるとしていることに対し、「資源を求めて日本が南方に進出した太平洋戦争と同じ理由で武力行使できる」と危惧。「集団的自衛権は冷戦時代、大国が小国に進出するための大義名分に使われてきた」と指摘し、その一例であるベトナム戦争で、米軍は5万8千人の戦死者を出していることにも触れた。

 また、沖縄国際大の前泊博盛教授は「戦後27年間、憲法がなかった沖縄では、年間2千件もの米兵犯罪の餌食になってきた」とし、「沖縄にとっては体を張って勝ち取った憲法だ」と語った。

 この集会をめぐっては、神戸市が「護憲・改憲それぞれ主張があり、集会そのものが政治的中立性を損なう可能性がある」として後援依頼を昨年に引き続いて拒否。実行委の津川知久代表幹事は「憲法を擁護していくことこそが、政治的中立だ」と市側の対応を批判した。
(高田康夫)

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