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人工知能への期待値コントロールの必要性について

人工知能ネタでちょっと気になった記事。

何をもって知能とするか - murawaki の雑記 - rekkenグループ

「人工知能に対する楽観的な妄想」はいつか来た道 - 銀座で働くデータサイエンティストのブログ

結構長いけど、簡単にいうと現状の「機械学習」「パターン認識」というある意味地道な技術の発達が、「人工知能」「singularity」というバズワードに置き換えられてしまうことで、過度な期待を煽ったり、意味のある議論ができないのではないかという指摘だと思う。さらに今後、期待が失望に変わる可能性も指摘している。

ただ、これって結構難しい話で、このあたりの期待をうまくコントロールするというのが予算とか実際にえらい人を動かす上では必須なのですよね。

おそらく今の人工知能の期待値のレベルは以下のようになっているのではないかと思う。

  • 人間理解派: 人工知能の研究がすすむことで、脳研究・意識の研究をしなくてもそれとおなじ機能を持ったものを進めることができるよ派

  • 脅威の人工知能派: 人工知能は思考に疲労がないのだから、ある閾値を超えたら、その知識獲得速度が人間を超えて、人間以上の頭脳・役割をこなせるようになるよ派

  • ボトムアップ派: パターン認識・機械学習の達成点が人間の認識精度を超え始めたから、これをボトムアップで積み上げれば人間の多くの仕事を人工知能に任せることができるよ派

上の2者はそれぞれ学術的に、最後は産業的に価値があるのは間違いないし、今後も研究はがしがしすすめれば良いと思うが、産業界でもっぱら注目が集まっているのは最後のボトムアップ派でこれは正直かなり長続きするトレンドだと思う。人間理解派と脅威の人工知能派は逆に10年くらい先をみたら必要な研究でここの期待が膨らんでいるんはわかるが、今回それもうまくいきそうと考えられているのは、ボトムアップ派の人材と上の2つの人材が結構マッチングしていて、学術的には上の2つを研究した学生が、就職してボトムアップ派をすすめている企業が受け皿にありそう、というのは大きいのではないのかな。つまり、そういう人材を確保しようと、企業自体もいろいろ協賛して、トレンドをつくろうとしている側面があるわけですね。

逆に期待値コントロールが必要という指摘には僕は懐疑的で、このあたりはガンガン利用出来る人は利用して予算をぶんどって研究を前にすすめるというのが現状のまだ具体的な方向性を模索する段階では正しい動きだと思う。過去のことを知っていることが吉とでるか、凶とでるかわかりませんし、もちろんそれに逆張りするのもありだと思いますが、ここはまだブレーキを踏む局面ではないとおもいますし、まずはがんがん進めてみるの一択の状況だと思います。

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