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【読書感想】池上彰の「経済学」講義 歴史編 戦後70年 世界経済の歩み

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リンク先を見る 池上彰の「経済学」講義 歴史編 戦後70年 世界経済の歩み

内容紹介

テレビ東京・BSジャパンの放送でも話題。

池上彰の愛知学院大学・2014年講義を書籍化。

戦後社会の歴史と仕組みを経済の視点から読み解く池上「経済学」講義。東西冷戦、日本の戦後の歩みなど、歴史を学ぶことで未来が見えてくる。

戦後70年の今こそ必読!

第1弾 歴史編

戦後70年 世界経済の歩み

プロローグ 経済学を学ぶということ

1 経済、そして経済学とはそもそも何か

2 廃墟から立ち上がった日本

3 東西冷戦の中の日本

4 日本はなぜ高度経済成長を実現できたのか

5 成長の歪み――公害問題が噴出した

6 バブルが生まれ、はじけた

7 社会主義の失敗と教訓――ソ連、東欧、北朝鮮

8 中国の失敗と発展

テレビでも話題の愛知学院大学講義を書籍化! !

 池上彰さん、東京工業大学での講義も書籍化されていましたが、今回は2014年に愛知学院大学で行われた「経済学」の講義です。

 大学の講義としてはたいへんわかりやすく、まさに「経済学部ではない人のための、教養としての経済学」という感じです。

 そして、「第二次世界大戦後の経済について語る」というのは、まさに「第二次世界大戦後の現代史を語る」こともであるんですね。

 これまでに上梓されてきた、池上さんの現代史講義と重なってくるところも多々ありますが、「経済」を抜きにしては、いまの世界のありかたを知ることはできない、ということをあらためて考えさせられます。

 「物質的な豊かさよりも、心の豊かさ」なんて言うけれども、「普通の人間というのは、まず物質的にある程度満たされていないと、『心』云々なんて言っていられない」というのもまた、日本人が、僕の親世代が経験してきた「歴史的事実」なのです。

では、経済学とは何なのだろうか? 経済学部の学生さんは1年のときにそれはちゃんと習ったはずですからもういまさら聞きませんけれども、経済学とはそもそも何か? よくこれはお金を儲けるための学問だと考えている人がいるかもしれません。確かに経済学をうまく使ってお金持ちになる人も中にはいます。ですが、経済学を勉強していればみんな、お金持ちになるのか? 経済学部の先生はみんな、お金持ちか? きっとお金持ちの人もいるでしょうが、みんながみんな、お金持ちとは限らないですね。それはなぜか? 経済学とはお金を儲けるための学問や、お金持ちになるための学問ではありません。いろいろな定義がありますが、私の定義はこちらです。

 経済学とは、「資源の最適配分」を考える学問

 「経済学の講義」というと、マルクスやケインズ、フリードマン、最近ではピケティさんなどの「経済理論」の解説が続きそうなイメージなのですが、この本のなかで、池上さんの口から、彼らの理論についての詳しい解説がなされるわけではありません。

 マルクス、レーニンにより「共産主義」が生まれてから、資本主義陣営と共産主義陣営との「冷たい戦争」、そして、「東側」の没落と「世界の工場」としての中国の経済的繁栄と政治的な葛藤などが順を追って語られていくのです。

 もちろん、第二次世界大戦後の日本の経済的な繁栄、朝鮮戦争による特需や所得倍増論、バブル経済とその崩壊についても辿っていきます。

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