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巨大なインフラのいらいら感

北陸新幹線ができてひと月強経ちますが、懸念された航空機の予約は落ちていないそうです。東京-金沢が約2時間半と越後湯沢で乗り換えていた時に比べれば格段に便利になりました。それでも一日12便が1時間で飛ぶ飛行機の方がよいと思う人が減らないのは総合的な効用(=満足度の水準)がほぼパリティの状態なのだろうと思います。

東京-大阪間の航空機でも同じで時間ばかりではなく、価値観も含めた満足の問題でしょう。また、飛行機と新幹線ではキャパシティがまるで違いますので市場のフェアシェアで考えると新幹線ができたからと言って飛行機が駆逐されるわけでもありません。

ただ、いくら飛行時間が新幹線の半分以下であったとしても飛行場には何十分前かには行かねばならないし飛行場の場所も概して遠くにあるものです。それを考えるとどちらが早いかは目的等にもよりますが実質時間では大差が出ない場合もあるかと思います。

成田空港と羽田空港。国際線に限って言えばどちらが良いかといえば私の場合、羽田に軍配が上がります。理由は飛行場内での歩行距離が圧倒的に短いのです。成田空港。あの巨大な空港で航空会社のカウンターまでスーツケースを引っ張り、自動チェックインして、荷物を預ける、更にセキュリティーに出国手続きをしてようやく中に入るわけですが、ここから出発ゲートははるか彼方。その点、羽田は国際線の離発着が少ない分、圧倒的に歩く距離が短くて済みます。

成田と羽田のもう一つの差はそこまでの運賃。スカイライナーを使えば都心まで往復5000円かかります。たまの海外旅行ならいいですが、頻繁ですとこの負担は一応頭に入れています。なぜなら航空券予約の際、ネットでサーチして成田着と羽田着がほぼ同一料金なら実質は羽田着の方が5000円安いことになるのです。つまり、マスコミの着目点である成田と羽田までの時間は私からすればわずかな違いでどちらでもよく、それよりも他の点で羽田に軍配を上げている点がポイントです。

昔の地方空港は滑走路一本にちっぽけなターミナルビル一つ。(今でもそうかもしれません。)これは楽でした。チェックインして飛行機に乗るまでめぼしい土産物屋もなく、気迷いなく、移動時間も短くこれほど楽なものはないと思っています。しかし、成田、羽田の様に飛行場が巨大化すると実は案外利用者には不便なことも多いのです。

アメリカ、シアトルタコマ空港。飛行場の中の移動は専用電車で動きます。シカゴオヘア空港。ここに至るともはや、飛行場の中に街がある様なものです。これらの空港が良いか悪いか、といえば私からすれば大きすぎて使いにくいのであります。

成田にターミナル3が出来ました。私はまだ行っていませんが簡素化された仕組みとのことです。モノの原点に立てばさっと乗ってさっと目的地に着くことが最大のポイントですが最近はそこに至るプロセスが多すぎる気がします。

鉄道でも同じでインフラが複雑に継ぎ足しで整備されていくと地下鉄の大手町の駅の様になってしまいます。渋谷も使いづらくなりました。あれでは旅行者には理解できないし、不便この上ないのです。海外から来た旅行者がJR成田エキスプレスを使って降りる東京駅。外国人の最初の不満は駅から出るまで遠すぎる、という点なのですが、普段使っている人たちには当たり前で気がつかないのかもしれませんね。

外から見ると東京のインフラは運動にとてもよいとコメントしておきます。

今日はこのぐらいにしておきましょう。

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