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我が国研究機関の論文成果はどのように評価されているのか?

私は約30年ほどキャリアの国家公務員をしているんですが、この間、大学を含めて研究機関に出向したり、役所の中でも行政職ではなく研究職として勤務したりという比較優位があります。というか、行政職のお仕事が比較劣位なのかもしれませんが、それはともかく、先週4月16日にトムソン・ロイターからインパクトの高い論文数の分析に基づいて、研究機関のランキングが公表されています。トムソン・ロイターからは毎年のノーベル賞予測を引用しているんですが、この研究機関ランキングについても科学分野を網羅しており、自然科学をはじめとして工学・薬学・医学などだけでなく、経済学や経営学も含まれています。ということで、トムソン・ロイターのサイトから引用すると、我が国国内研究機関の総合トップ20機関のランキングは以下の通りです。ヘッダで赤っぽい影を付けた高被引用論文の論文数でソートした順位です。

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トップスリーは東大、京大、阪大ですから、1918年の大正時代の大学令のころから100年近く変わらず、この不動の順位が維持されているような気もします。もちろん、このトップスリーの中でも東大が飛び抜けていて、さらに京大が前後に大きく水を空けてナンバー2の位置に収まる、というのも大筋で昔から変わらないような気もします。そして、とても興味深いのは、社会科学系と自然科学・工学系のそれぞれの単科大学で東大や京大に近いポジションにあると考えられている一橋大学と東京工業大学のうち、後者はランクインしている一方で、前者は漏れている点です。ということで、トムソン・ロイターのサイトからアルファベット順に並んだ以下の22分野における日本の順位の表を引用すると下の通りです。

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日本の順位が10位に満たない、ゴルフでいえばシングルに当たる分野について主要なものを上から見ると、生物学・生化学、化学、地球科学、免疫学、物理学、植物・動物科学などが並んでいます。まあ、ノーベル賞を取った、ないしは近い業績を上げた日本人科学者がいる分野ということが出来ます。他方、精神医学・心理学とともに、経済学・経営学は21位とかなり低位にランクされていたりします。ノーベル経済学賞ままだ先かもしれないと思ったりしています。

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