- 2015年04月21日 10:21
翁長・安倍会談を情報操作した安倍政権の卑劣さ
安倍首相が突然翁長沖縄県知事と会談したのは4月17日だった。
それを報じる18日の各紙の報道を見て私は腑に落ちない事があった。
その一つが、翁長知事が安倍首相に、沖縄県民の辺野古移設反対の意思をオバマ大統領に伝えて欲しい、と頼んだという発言である。
この部分が、各紙が報じる会談要旨のどこにも出てこない。
翁長知事が会談後の記者会見で明らかにしてわかったのだ。
さては官邸は会談内容のすべてをありのままに伝えていないのだな。
そう私は確信した。
しかし、それだけではなかった。
官邸は、事前の約束まで違える形で、翁長知事に十分に話をさせなかったというのだ。
安倍首相はまともに翁長知事の要請に答えよういとしなかったというのだ。
まさしく「訪米前に翁長知事に会って、話を聞いた」というアリバイづくりのためだけの電撃会談であったのだ。
その事を、きょう発売の週刊スパ(4月28日号)が見事に教えてくれている。
「翁長VS安倍電撃会談の舞台裏」と題するその検証記事は、安倍政権の沖縄に対する度し難い卑劣さを喝破している。
当初、翁長知事は30分の会談のすべてを国民にオープンにすることを希望していたが、官邸の意向で冒頭の5分ずつお互いが話すところだけ公開とし、残り20分を非公開とするにしたという。
これだけでも沖縄の意向を無視した会談であるというのに、当日になって官邸はその合意さえも違えて、一方的にシナリオを変更して来たという。
つまり最初に翁長知事が話すという順序を逆転して安倍首相が話しだした上に、5分を3分に短縮したという。
そのため翁長知事は用意していた原稿の半分ほどしか読み上げられなかったという。
これですべてに合点が行く。
官邸が垂れ流す会談要旨をそのまま記事にする新聞報道を読んだところで、肝心な事は何もわからないはずだ。
会談後の翁長知事の記者会見の発言の中にこそ、翁長知事が安倍首相に伝えたかった事が語られているのだ。
この調子では、4月28日のオバマ大統領との首脳会談で、安倍首相が辺野古移転問題で何を語り、それに対してオバマ大統領がどう返答するか、官邸は情報操作して都合のいい事しかメディアに流さないだろう。
それをそのまま垂れ流すメディアの報道を見る限り、国民は何もわからないということだ。
関係者から内部情報を危機だし、本当の事を書くメディアが出て来ないものか。
本当の事が明るみになるようになれば、安倍政権などひとたまりもないだろう(了)



