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米国のイエメン政策

そうでなくとも中東においては、躊躇、逡巡の目立つオバマ政権の外交政策ですが、ことイエメンに関しては、サウディ等の「決意の嵐」作戦の支持を公言したり、かなり明確にサウディ等の軍事行動を支持していることが注目されます。
特に、イランとの核協議に関連して、米国はもう少し中立的な立場をとると予測(危惧)するアラビア語メディアもあったように思うので、なおさらですが、al arbiya net (サウデイ系)は米国の「作戦支持」の背景に、同放送が米国政府筋等から聞いたところとして、その背景を解説しています。
勿論真偽のほどは不明ですが、サウディから見たらおそらくこのように見る種々の背景があるのでしょう。
記事の要点のみ

米国はサウディ等の作戦を支持しているが、大使館が閉まり、(対テロ作戦の)特殊部隊が引き揚げ、米国人が犠牲になる可能性が減って、その立場はより明確になった。
米国はそもそも、hothyグループは、イエメン社会の一部で、その政治生活の一部をなしているので、イエメン問題の政治解決に彼らをかかわらせるのは当然だと考えていた。
米国は未だ現在でもイエメン問題の解決には政治的解決しかないと考えている。
その米国がhothyグループに対して怒っているのは、彼らが総ての政治解決の動きに対して、賛成するふりをしておきながら、その言葉をほごにして、暴力に訴えてきたからで、米国はhothyは信用できないと考えている。
もう一つ米国がイエメンを重要と考えるのは、アルカイダの存在で、イエメンのアルカイダAQAPはこれまでも米国に対するテロ(注:下着爆弾での航空機爆発未遂事件や、パソコンのプリンターを輸送機に載せた撃墜未遂事件等)を行ってきており、米国はある意味で、イラクやシリアのISより米国の国家安全保障に対する脅威であると考えている。
そのアルカイダがhothy-サーレハの陰謀で生じた空白を利用して活動を広めている。
第3に、イランの介入があり、米国もイランがhothy に武器等を供与した証拠をもっているとされる。
いらんはhothy を通じて、サウディのみならずアラブ諸国に混乱を巻き起こし、そのぜい弱化を図っていると見られているが、核協議と並行してのイランのやり方は大きな問題である。
さらに問題なのは、イエメン情勢が紅海の入り口のバーブルマンデブ海峡と結びついていることで、エネルギーの安全の観点からも、同海峡の自由航行は譲れないとしている。
http://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/yemen/2015/04/19/الأميركيون-يدعمون-عاصفة-الحزم-والإيرانيون-لن-يجرؤوا.html

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