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大塚久美子社長のたくましさに脱帽

「若き老害」を自認される常見陽平氏が、なにが「大感謝」フェアだ、「大謝罪」フェアであるべきだろうとお怒りですが、TVのニュースであれだけ取り上げられ、しかも詳しくセール内容まで報道されるとは、見事に報道番組をジャックし、大塚家具の宣伝媒体化した大塚久美子社長のたくましさに恐れいります。
大塚家具は大謝罪フェアこそするべきではないのか

おそらく直感的に感じるのは、数億円とか、もしかすると10億円以上の広告を投入した以上の認知をタダで手に入れたのではないでしょうか。「大謝罪フェア」のほうがインパクトはあるかもしれませんが、「大感謝祭フェア」としたところも、常見氏には悪いのですが、商売のセンスがあると感じます。

抜群のフェアの告知とその浸透がはかられてきているに違いありません。マスコミを総動員させてしまうパワーには、思わず、爪の垢でも煎じていただきたくなるようなオーラを感じてしまいます。商売人はそれでなければなりません。

日経で今連載されている、ニトリの似鳥昭雄社長の『私の履歴書』の人気が高いようですが、ビジネスとしては、大塚家具はニトリには完全に周回遅れとなり、さらに旬を過ぎて、どう生き残るのか、今の時代にどう適応できるのかの厳しい課題を抱えているなかでは、まずはそんな商売人魂で凌げれば、今後の展望も開けてくるのではないでしょうか。しかも、今は、商売の力量でしか大塚家具の存在価値が示せないのですから。きっと大塚勝久会長が焦ったのもそんな現状を痛いほどわかっていたからではないでしょうか。

大塚勝久会長が、騒動のなかで、大塚家具がイケアやニトリを真似してはいけない、大塚家具とは生きる道が違うと強調されていましたが、もちろん、どんな客層に向けて、どの価格ゾーンを狙うのかのポジショニングは異なったとしても、イケアやニトリのような製造・販売を統合する機能や仕組みをつくれなければ、普通の家具小売業の域を超えることはできず、しかも厳しい価値競争が始まった今日では当然ビジネスに限界がでてきます。

とはいえ、「家具小売業」からすぐさま進化できるわけがなく、その間を凌いでいくには、やはり理屈を超えた商売人としての力量が必要になってくるのではないでしょうか。もし「大感謝祭ファア」でそれなりの来客数を得て、売上があがれば、会長も安心され、大塚家具のお家騒動も終わるのかもしれません。

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