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「あのぐらい純粋で良い男はおりません」小沢代表

小沢一郎代表 記者会見②(2015年4月14日)

【 質疑要旨 】
・岩手県知事選について
・統一地方選前半戦結果を受けて
・盗聴法拡大、取調可視化について

岩手県知事選について

Q.小沢代表は、今年1月地元の会合で達増知事に対して、多くの支持を獲得してほしいと応援の趣旨の発言をされていたかと思います。改めて知事選では、達増氏を支持するというご意向に変わりはないかを。

小沢一郎 代表: はい。もう達増知事は、震災からの復興についても全力を尽くしてきておりますし、沿岸の皆さんもそのことはもう重々知っておられます。そして会って話しをしてみれば分かりますが、あのぐらい純粋で良い男はおりません。知事として、私は適任だと思います。どういう形であれ、全力で応援したいと思います。

Q.平野さんが今日立候補を表明しました。かつては小沢代表が擁立に携わり選挙を支援された政治家です。達増さんも同じ経緯がありますが、同じ政治活動で長年ともにしてきた2人が選挙で争うということに対してはどのような所感をお持ちかを。

小沢一郎 代表: 達増君も私共も、長年県民のため、国民のための政治という主張はまったく変えておりません。途中で変わった人がそういうことになるケースがままありますけれども、(達増君と)私共としては我々の主張と理想を皆のために貫き頑張るということに尽きます。 

Q.知事選について3点伺います。今日、かつて小沢代表と活動を共にした平野達男参院議員が知事選出馬を表明したことの受け止めを。それに伴い参議院補選が秋に行われます。党としてどのように対応されるか。3点目は、知事選と補選での民主党との連携について。 

小沢一郎 代表: 第1の点につきましては、日本人であれば誰でも立候補できるわけですから、大いに結構なこと。此間行なわれた地方選挙でも無競争というのが随分増えてきているということもあります。その意味では、きちんと競争相手がいて国民ないし県民に訴える。そして県民が判断するという形が宜しいと思います。誰でも立候補できるのですから、県知事で言えば候補者は 「私の方が県民のために知事として相応しい」 という主張ができる人が立候補してほしいと思います。

参議院の補選ということになりますけれども、私共としては、まず知事選挙、それから県議選挙。これで県政をきちっと安定したものにするということが当面の最大の課題だろうと思います。  その結果で参議院選挙はついてくると思います。まずは知事選、県議選に全力集中したいと思います。

民主党との連携については、反自民と言いますか、安倍政権に対決するということもありますから当然です。また、お互いに基本的な方向は同じなのですから、民主党で候補者立ててこちらが協力するとか、現に衆議院(選挙)はそうしたわけですから、どっちのサイドであっても、可能な限りお互いに協力し合うということは当然のことだろうと思っております。

統一地方選前半戦結果を受けて

  Q.統一地方選前半戦が終わって結果が出ました。史上最低の投票率であり、ほとんど現職の知事の当選でした。その理由の1つは相乗りだと思いますが、この結果を見ての小沢代表のお考え、感想、分析を。また、相乗りに関しては、2回前の統一地方選のときに小沢代表はそれを禁止した方が良いと発言していたと思いますが、どうお考えかを。

小沢一郎 代表:ほとんど自民党系の知事ですから。相乗りということは野党がそれに乗ったということになるわけです。私が民主党代表のときには、相乗りは原則ダメ、きちんと良い候補者を擁立するようにと全国、都道府県にも話しを通した経緯があります。

地方選挙に政党を持ちこむなという意見もあります。けれども地方行政であっても、今の仕組みが仮に変わったとしても、中央政府とまったく相対立する形では、なかなかやりにくいわけですから。野党が野党の考え方として、国政選挙でも、あるいは少なくても都道府県の知事選挙においては、明確に旗幟鮮明に野党の立場を訴えるべきだと思います。民主主義というのは政党政治です。アメリカでも、州知事選は全部民主党、共和党で争っています。ヨーロッパでも同じです。ほとんどそういう形で行っています。

投票率が下がったというのは、そういう点にもあるのではないでしょか。国政選挙も此間は下がりました。やはり政府与党とは、我々の理念、我々の目標、我々の基本政策は違うのだということを明確にしないと。国民としては投票する意欲が削がれるということだろうと思います。その意味で野党が少し奮起しないといけないと思っております。  

Q.統一地方選の結果について再度2点伺います。1つは、小沢代表は以前、政権奪還後の安倍政権の地方選・補選に関してはそれほど支持を取っていないという見方を示されていました。今回の選挙結果を受けてその見方に変化があるかないかを。もう1点は今回とくに争点にはなっていませんが、地方の疲弊が進んでいる中、今「国土の均衡ある発展」という考え方はまだ有効なのか、今の時代に合わせたものはどういったものがあるのかを。

小沢一郎 代表:国民意識についての基本的な考え方は、まったく変わっておりません。地方選挙は首長を除けばだいたい大選挙区なので1対1の戦いということにはなりません。さっき言ったように、知事選挙で、きちんとした政府・自民党と対抗できる候補者を立たせ得なかった、擁立し得なかったということが非常に大きな問題点だろうと思います。

ただ、自民党の得票は増えていません。この地方選挙でも国政選挙と同じように増えてないけれども、(選挙の)結果、議席は多くなっています。これはもう国政も地方も併せて、やっぱり野党の責任が大きいのではないですか。

国土の均衡ある発展は、地政学的な意味だけではなくて、国民の均衡ある生活レベルの向上ということと、ある意味相通ずる、似たような考え方だと思います。これは今、この考え方はさらに必要になってきていると思います。

自民党は元々そういう地域の格差をなくす、あるいはできるだけ国民の皆さんに均等、公平に配分するという考え方を持っていたのです。しかし小泉内閣以来、とくに安倍政権になって、これがまったく捨て去られて自由競争万能、いわば初期資本主義の時代のような新自由主義とも呼ばれる政治・経済の運営になっています。

これは何度も言いますように、歴史に逆行するし、民主主義に反するし、国を誤り、国民の生活を破壊する考え方だと思います。今こそ、もう一度、日本の政治、経済運営のあり方について、(国土の均衡ある発展)そういう考え方を取り戻していくべきだと思います。

Q.統一地方選で野党は奮起しないといけない。候補者を擁立できなかったことが非常に大きな問題だと先ほど言われましたが、今の民主党の選挙戦略をどのように感じられているかを。

小沢一郎 代表:良く分かりません。(私の)背景の考え方は、岩手県知事選挙のことについても言いましたけれども、「日本国と日本国民の生活を本当に向上させ守っていくためには、我が党の方が自公政権より良いのだ。我々こそ皆さんのために良い政治ができるのだ。」すなわち政治用語で言えば、政権奪還、政権交代。政権をもう一度というやっぱり意志、意欲がないと、野党の存在理由はなくなってしまう。そしてその時点において民主主義は崩壊します。その意味でぜひ、夢よもう一度ではないですけれども、国民のために我が党が政権を担うのだという強い意志と意欲を持ってもらいたいと思います。

盗聴法拡大、取調可視化について

Q.今国会に提出されている盗聴法の拡大と取り調べの一部可視化の法案についてのお考えを。

小沢一郎 代表:日本の役所は、検察・警察だけではないですけれども、皆もうクローズドな、情報を一切国民に知らせない、外部に出さないという傾向が非常に強い。他の諸外国に比べてもより強い。その意味でも、とくに基本的人権の直接侵害の恐れがある取調べ等についてはできる限り可視化していく、オープンにしていくというのは当然やるべきだろうと思います。 

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