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とにかくやってみよう:慎重というより臆病な日本外交が国益を損なう

いよいよ当地地方選挙も終盤です。
今週末には各道府県議会議員選挙や政令市の市議選が終わり、翌週からは一般市の市議選が始まります。

こんにちは、静岡8区のげんまけんたろうです。

中国コワイコワイ病

中国が提唱したアジアインフラ投資銀行(AIIB)への参加をアメリカとともに見送った日本。
一方でイギリスやドイツなど主要国が参加を表明し、予想外の展開にようやく慌てだして本当にこのままでいいのかどうか、我が国も参加すべきかどうかで与党内でも意見がわかれているようです。

確かに中国主導の枠組みで我が国の利益を追求するのは難しいことでしょう。
意思決定のガバナンスが確保されない限り参加しない、というスタンスですが、要するに一つは
「中国主導の枠組みに入るべきではない」
ということで、もう一つは
「公平性や透明性という観点から何されるかわからない」
ということでしょう。

確かに私もこの2点には同感です。

中国には中国の思惑があり、それはおそらく西アジアを含む広範な地域でのエネルギー戦略と、膨張しすぎた国内生産のはけ口を求めるものだと分析されていますが、それに付き合う必要もありません。

しかし、この時点でどうも中国が仕掛けてきた外交ゲームで後手に回っていると思えてなりません。

とにかくやってみる

日本はこの二つのなんとなくの不安を理由に足踏みするのではなく、もう少ししたたかに外交戦略に出るべきだと私は思います。
そもそも、これらの理由は、「中国がいると日本はやられてしまう」という前提に立っているわけなので情けない。

とにかく入ってみて、そこで戦略を練りながらトライ・アンド・エラー(エラーは避けたいですが)、次の一手を打っていく。
TPPの交渉の際もずっと私は訴えてきましたが、「これが解決できないなら交渉もしない」「こういう懸念があるから払拭されるまでは参加しない」こんな内向きで慎重すぎる、いや臆病すぎるやり方は必ず失敗すると思います。
むしろ、中国の思惑通りにさせないためになかに入ることも戦略です。
それが嫌なら、我が国が自ら枠組みを先に作るべきですが、残念ながらこうした「大国」的な役割は我が国は担えないと思います。

中国も、このAIIBに関して完全に最初の思惑通り進んでいるわけではないはずです。
逆に日本が慌てだしたイギリスやドイツの参加も、中国にとっては想定外のことであり、少しですが軌道修正もしています。

我が国がどうしようどうしよう、と先送りにしている間に、中国はトライ・アンド・エラーしながら、「ADBとは競争関係にしない」とか「親分気取りしない」と次の一手を着々と打っているのです。

将棋を指す前から、どうせ相手にやられるから指さない、と言っているのと同じです。

しかし、ヤフーの意識調査を覗いてみても、圧倒的に「参加すべきじゃない」が多数なんですね。

内向きというか、慎重というか、もう少し今の日本は元気に外に向かって、とにかくやってみる元気が必要なんじゃないかと痛切に感じています。

それでは、また。

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