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翁長沖縄県知事の訪中に期待する

 翁長知事にはもう助言する事は何もないと書いたばかりだ。

 それほど見事な菅官房長官との一本勝負だった。

 しかし、この記事を見て書かずにはおれなかった。

 きょう4月8日の産経新聞が報じていた。

 河野洋平元衆院議長が12日ー17日の日程で中国を訪問することが7日わかった、と。

 私が注目したのはその訪中に翁長知事が加わる予定だと書かれていたところだ。

 私は身震いするほどの興奮を覚えた。

 外交官としての血が騒いだ。

 実は、私は、翁長知事にどうしても助言したいと思っていたことがあった。

 それは、沖縄にとって対米外交と並んで決定的に重要なのが対中外交である、ということだ。

 そして対中外交は、対米外交よりもはるかに沖縄にとって建設的で、夢のある外交であるという事を伝えたかったのである。

 ここにきて、米国は中国への警戒を強め、日米同盟強化に舵を切ったように見える。

 辺野古移設が唯一、最善だとまで言い始めた。

 その米国に翻意を促す対米外交はもちろん重要である。

 オバマ大統領やキャロライン大使だけでなく、米国議会や米国有識者の良識に訴えるべきだ。

 それを私は繰り返し助言して来た。

 しかし、それと表裏一体なのが対中友好関係促進の外交である。

 これからはむしろ対中外交のほうがはるかに重要になってくる。

 中国と沖縄の関係が良好ならば、米軍基地など沖縄には不要になる。

 いや、沖縄の米軍基地は、中国との友好関係の妨げになってきたのだ。

 米軍基地をなくすためにも、沖縄は、まっさきに中国との良好な関係を築くのだ。

 中国との友好関係を促進し、少なくとも沖縄にとって中国は脅威ではない。それどころか経済、観光交流の強化で共存共栄を図る重要な国である。その事を内外に見せつけるのだ。

 外交がわかっている中国は、即座に沖縄の呼びかけに呼応するだろう。

 アジアインフラ投資銀行のオブザーバーとして招待したいと言い出すかもしれない。

 沖縄の自治権を認めてくれるかもしれない。

 米国の軍事戦略に従属し、中国包囲網を強化して延命を図る安倍首相の外交が、いかに私欲に満ちた、愚かな外交であるかが、白日の下に晒されるだろう。

 私は河野訪中団に期待する。

 その一員として参加する翁長沖縄県知事の対中外交に期待する。

 いまこそ翁長外交は安倍外交を超える時である。

 この私の助言が翁長知事に届くことを願うばかりだ(了)

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