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DMMニュース[チュニジアテロで露呈した自衛官の“朝日新聞嫌い”]の信用性を疑う

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以下の記事には疑問を感じる箇所が多々あります。

チュニジアテロで露呈した自衛官の“朝日新聞嫌い”
http://dmm-news.com/article/936342/
DMMニュース 2015.04.05 07:50

>3月18日に起きたチュニジアのテロ事件で負傷をした、自衛隊中央病院所属の35歳の女性医官(3等陸佐)が事件後、報道各社に発表した自身の手記で「(朝日新聞記者が)取材をさせて下さい。あなたに断る権利はない」と書いたことが自衛隊内でも話題になっている。
 まあ、これが一般人ならそうでしょうけども、無断で渡航した陸自の将校ですからねえ。
>陸・海・空と制服の色を問わず、自衛隊批判や不祥事のすっぱ抜きが記事になれば、自衛 官たちはその記事内容は同じでも、朝日なら「攻撃態勢」に入り、産経なら「真摯な批判と受け止める」のは常識だという。
 これは人によるでしょう。これが本当であれば自衛隊はリテラシーのなんバカの集まりということになるでしょう。どこの媒体が書こうが、正しい記事は正しいし正しくない記事は正しくないわけで、そんなことが分からないほど蒙昧なのでしょうか。
 特定のメディアを盲目的に支持するならばリテラシーはゼロですね。聖教新聞や赤旗を全部信じる「宗教の信者」と同じです。少なくともそういう人はぼくの友人、知り合いにはおりませんが。

 そもそも産経新聞が自衛隊に都合が悪い「真摯な批判」なんてしてるんでしょうかね?

>そうした自衛隊内の空気感を反映してか、この3佐もその手記で「フジテレビの方にも取材を申し込まれました。お断りしようと思いましたが、今の自分の気持ちを伝え、今後の取材をお断りするかわりにこの文章を書いています」(原文ママ)と、産経新聞と縁の深いフジテレビには気遣いを見せている。
 これが事実ならば陸幕広報室、特に責任者である松永健則広報室長の責任は大でしょう。特定の媒体だけを特別扱いしているわけですから。それを世間では癒着と呼びます。
 芸能プロの広報ならともかく、公的機関の広報がそれじゃまずでしょう。

 コメント欄にありましたが、一部の軍オタがぼくの取材を陸幕広報室が拒否して当然と主張しておりますが、都合の悪い取材を全部受けなくって、産経新聞とかMAMORとかの取材だけを受けるようになったら自衛隊は監視が無くなって自壊していくでしょうね。
 お上は常に正しいというのは、それは現代人としてのまともなリテラシーが欠如しているということです。まあそういう人たちが熱心にネットに書き込んでもまともな人達は読まないでしょうし。大した問題じゃないとは思います。


 この記事で特に問題は以下の部分です。
>しかし、自衛隊の広報活動に携わった経験もある幹部自衛官(3等空佐)によると、「マスコミ対応では朝日がもっとも優遇されていた」と防衛省・自衛隊の広報対応の実情を明かす。

>「大勢の取材陣が押し寄せた際、その控え室の使用は朝日なら幹部室、稀に読売もここに 入れていました。基本的には朝日以外の社は、下士官と同等の接遇です。週刊誌だと士、  つまり兵隊の扱い。数段、軽くみる。著名な経済誌であっても雑誌なら“兵隊扱い”です」

>「朝日の記者さんに下手な対応をすると何を書かれるやわからない。だから少しでも好印象を持って頂くための策」(前出の3等空佐)。
 本当にこの人物が存在するかどうかが怪しいコメントです。
 まず内局の記者会会見室の横の待機部屋は大臣やら幕僚長などのお付の人たちが待機する場所です。また会見室の後ろはすぐに記者クラブになっており、ここにはソファーなどがあります。
 また各幕広報室には応接室兼会議室のようなスペースがありますが、これは記者向けのレクチャーにも使用されます。ですが幹部用控室とか曹用控室などは存在しません。
 発言した人物はA棟内の内局、各幕広報室にはいったことがないのでしょう。

 しかもコメントにあるほど朝日が露骨に優遇されているわけではありません。記者クラブの中で比較的に優遇されているのは朝日、読売、産経、NHKです。特にNHKはテレビで全国津々浦々まで放送されますから粗末に扱えません。

 空幕広報室では朝日は疎まれております。
 それはその昔、佐藤守元空将が広報室長だった時、彼らが私費で記者向けに用意していたビールを朝日の田岡俊次記者(当時)が何の挨拶もせずに当然のようにガバガバ飲むので、注意をしたら取っ組み合いの喧嘩となって、週刊誌ネタになりました。
 佐藤氏はその後「佐藤は男だ」ということで株を上げて出世、田岡氏はほとぼりが覚めるまで外国の安全保障関連の研究所に出向になって、本格的に軍事専門になった、という話があります(多少尾ひれが付いている可能性はありますが)。

 それが禍根となって未だに空幕広報室は朝日に対して冷淡だということです。件の人物が空自の幹部であり、広報に携わった人間ならば当然知っている話です。空自幹部といってもかならずしも広報室勤務ではなく、内局の広報、あるいは空自の部隊や学校などの広報も仕事もありますが、いずれにしてもこの話を知っているはずです。

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