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日本の見捨てられた子どもたち

 日本ではあまり知られてない日本の子どもの貧困問題をカタールの衛星テレビ局、アルジャジーラが放送した。この番組、「Japan's throwaway children 」(日本の見捨てられた子どもたち)に日本語のテロップがつけられyoutubeで公開されている。



番組は日本の児童養護施設を取材したもの。冒頭、先進国では見られない実態であり、「国連は人権侵害に当たるとして非難している」、「日本が社会から一番見捨てられた子どもたちをどうないがしろにしてきたかを取材」と語りかけてくる。

 海外では施設ではなく里親のもとで暮らすのが基本だが、日本では、血縁を重視することから進まないことがこの非難になっているという。日本語のテロップは、里親有志がつけた。

 国内のすべての児童擁護施設に当てはまる内容なのかは、勉強不足で分からない。市内の施設で話を伺ったことがあるが、複雑な課題があり簡単には改善が難しいことを痛感したことがある。何ができるかの回答を持ち合わせていないのが心苦しいのだが、関心を持つことからがスタートなのかもしれない。
 
 一方、厚生労働省が4月3日に公開した資料によると、児童福祉法では、基本的に18歳までしかいることができないため、児童福祉施設からの大学進学率は11.4%となっていた(厚労省 社会的養護の現状について(平成27年3月版)より)。

リンク先を見るリンク先を見る また、ここ十数年で、里親等委託児童数は約2.7倍、児童養護施設の入所児童数は微増、乳児院が約2割増となっていると資料に書かれていた。

 この数よりもさらに気がかりなのが、児童虐待の相談件数がうなぎのぼりに増えていることや児童擁護施設に入所している子どものうち、約6割は虐待を受けている。そして、障害を持つ子どもが増加しているデータだ。

 何を意味しているのだろうか。

 この番組で考えさせられ、データでもさらに考えさせられてしまった。施設を出たあと、当事者が声を上げる機会が少ないこと、連絡が取れないことなどが問題が知られない背景にあるようだ。

 どうすればいいのか、答えを持ち合わせていないことがもどかしい。施設を出た後の人たちへのサポートも必要だろう。武蔵野市で昨年から若者サポート事業が始まったが、できることといえば、現状よりもさらにこの事業を拡充すべきことだ。

 番組は約25分。日本のメディアでは見たことがない内容だった。まずはご覧ください。ご意見もお願いします。

【参考】 里親連絡会

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