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台風12号の被災地を視察

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 昨日から今日にかけて和歌山県に甚大な被害をもたらした台風12号の被災地を視察し、行政関係者、被災者からヒアリングを行ってきた。

 すでにこの視察以前の段階でも各市長、町長と連絡を取り、ミネラルウォーター等の救援物資の手配や、私の専門分野である通信手段の確保等については逐次手を打ってきていたが、現場が混乱状況にある中で、政府の役職にもない一国会議員としては視察は敢えて行ってこなかった。ようやく行政側も野田首相や谷垣総裁の視察も受け入れるようになったとの情報を受け、私も独自に視察を行うこととした。

 まず金曜日朝一番で那智勝浦町に入った。町役場で寺本町長からヒアリング。お嬢さんを亡くし、奥さんが行方不明の町長に対してお見舞いの言葉をかけさせてもらった。町長からは那智山へ向かう道路とその周辺の集落が特に厳しい状況にあることと、市野々地区にはドコモの移動基地局が出動していて携帯電話が確保出来ているが、井関地区と那智山地区には通信手段がなく、道路の規制状況や瓦礫の収集等の情報が入れられず困惑しているとのことであった。早速古巣のNTTグループに連絡をとり、取りあえずの通信手段として衛星携帯電話をこの2地区に貸与してもらうことになった。(午後4時過ぎに衛星携帯電話が到着したことを確認)

 次に移動して那智勝浦町太田地区を訪問。この地区は太田米という新しいブランド米作りに取り組んでいる地域である。やはり水田が浸水の被害を受けていた。
 太田支所を訪問。支所長、区長に挨拶。この支所には私が取り次いだ私の支援者の飲料水メーカーからのミネラルウォーターが大量に届いており、断水なので助かるとお礼を言われた。ちょうど私が居る間に支所にNTT西日本の移動衛星通信車が到着。特設公衆電話の設置が始まった。

 太田地区内にある知的障害者の授産施設である「いなほ作業所」を訪問。ここはパンの製造等に取り組んでいるが、機械がほとんどすべて水に浸かって壊れていた。10年前の水害の際も機械が浸水して、その復旧の予算獲得に協力させてもらったが、今回も早期の復旧に協力することを約束。

 那智山に向かうルートに入った。井関地区に入るあたりから被害状況がかなり酷くなってきた。道路はところどころ土砂崩れでやられていて、通行に苦労する。各家庭では瓦礫の処理や浸水でやられた家屋の清掃にかかりきりだった。ボランティアの姿もちらほら見える。やはり井関地区は携帯電話が不通状態だ。

 さらに上って市野々地区へ。土石流が集落を直撃している。5軒あった家が土石流に押しつぶされて完全に無くなっている。町長も自宅もそのうちの1軒だ。高台(といっても2メートル程度)にあるお寺に逃げた人は助かったとのこと。隣の集落は砂防ダムが機能して、土石流を食い止めていて、民家が被災を免れていた。コンクリートが人命を守ることがある好例だと思う(写真参照)。

 さらに上って那智山参詣者向けのレストラン「ねぼけ堂」を経営する上原さんと懇談。「店の復旧は自分で出来る。町を元気にするためにも早く店を再開したい。そのためには観光客が来られるように道路の復旧を急いで欲しい」との要望。全力で取り組むことを約束。

 さらに上ると道が数十メートルにわたって崩落していた。ここで那智山へのルートは寸断されてしまっている。那智大社の宮司は熊野古道を歩いて麓へ通っているとのことだ。

 これ以上進むことを断念して、Uターンする。下っていく途中、移動基地局を運用するドコモの皆さんを激励。

 南紀くろしお商工会の事務所で後援会青年部の皆さんと簡単な昼食、懇談。

 那智勝浦町を離れて新宮市へと向かう。

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