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- 2015年04月02日 15:58
しょうがない、イランを爆撃しよう
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●また、サウジはパキスタン、エジプト、そしてトルコのリーダーたちを集めて会合を行ったばかりだ。この場では核関連のテーマが話題になったのは確実だ。
●実際のところ、パキスタンはエジプトやトルコなどに対して核兵器や核関連技術をすぐに手渡すことはできないだろう。ただし値段があえば、北朝鮮がイランにこっそり核兵器を売り渡すかもしれない。
●オバマ政権がイランとの合意を取り付けようとして自制心を失いつつあることによって、ワシントン政府側に譲歩を迫る動きが出てきた。
●過去のアメリカの政権は、その政党に関係なく、韓国や台湾、アルゼンチン、ブラジル、そして南アフリカのような様々な国が核武装に動くのを停止させたり諦めさせたりするために、多大な努力をしてきた。
●中には原発を持つのを許した例はあったが、それ以外の核燃料の供給などへのアクセスは拒否してきた。そしてその関係諸国は、全員がその事情をよくわかっていた。
●ところがこの原則は、オバマ大統領の政策がイランを強化していることによって世界中で破綻に直面している。イランを率いる強硬派に対して外交と制裁が本当に効くのかどうかというのはかなり怪しい。
●ところが元々は2003年にヨーロッパ諸国や、国連安全保障理事会のいくつかの決議案などで禁じられた兵器レベルの燃料の保持は、中東諸国を警戒させると同時に、イランの核兵器開発チームに実質的にゴーサインを与えることになったのだ。
●そうなると結論としては、「イランは核開発計画を交渉では諦めない」ということになってしまう。また、制裁だけでは広範囲にわたる兵器開発インフラそのものも阻止できないことになる。
●つまりここでの不都合な真実は、イスラエルが1981年にイラクのサダム・フセインのオシラク原子炉に対して行ったバビロン作戦や、2007年に北朝鮮製のシリアの原子炉を破壊したような軍事行動だけが、望ましい状態を達成できるということだ。
●残された時間はほとんどないが、それでも攻撃が成功する見込みはある。
●まず優先順位として、ナタンツやフォルドウの核濃縮施設、そしてアラクの重水炉施設などを使用不能にすることが挙げられるだろう。また、あまり注目されないが、ウランを転換する上で決定的に重要なイスファハンの施設を狙ってもいい。
●この攻撃ではイランの核施設のすべてを破壊する必要はないが、その燃料サイクルのカギとなる部分を破壊することによって、核開発計画を3年から5年ほど遅らせることができる。
●アメリカも徹底的な破壊を行うことができるが、必要ならばイスラエルも単独で行うことができるだろう。
●このような行動が行われる場合には、アメリカはイランに敵対する国々に対して徹底的な支援を行い、テヘランの政権転換を狙うことも含めるべきなのだ。
●オバマ氏のイランとの合意への情熱には常に非現実的な雰囲気がただよっている。ところがそのような外交の戦略的示唆を無視すれば、中東で核開発競争を促すことにもなりかねない。
●そうなると、このオバマ氏が大統領として歴史に残す最大の遺産は、核武装化された中東かもしれないのだ。
===うーむ、過激ですね。イランを爆撃せよ、と。
まあこのような意見はボルトンならではですし、ある程度は予測されたもの(?)ですが、ここまでくると「タカ派芸人」とでも言えるような存在になってますな(笑
ただしこのような意見を「けしからん」というのはちょっと考えものです。というのも、政権担当側は、このような過激な意見を外交交渉の「ツール」として使うことができるからです。
具体的には、イランが交渉締結に条件面で応じない場合に、オバマさんが「いやね、うちの元国連大使がああいう人なので、ちょっと困っているんですよ。もうちょっと良い条件にしてくれませんか」という形で、なんというか、ボルトンの意見を脅しのツールとして使えるからです。
もちろんボルトン自身は本気で爆撃せよと信じているのかもしれませんし、しかも爆撃する場所まで明示しているわけですが(笑)、このような意見も何かと同じで、国政術では「使いよう」なのです。
ということで、日本政府も過激な意見を潰そうとせず、あくまでも利用することを考えたほうが生産的かもしれません。
●実際のところ、パキスタンはエジプトやトルコなどに対して核兵器や核関連技術をすぐに手渡すことはできないだろう。ただし値段があえば、北朝鮮がイランにこっそり核兵器を売り渡すかもしれない。
●オバマ政権がイランとの合意を取り付けようとして自制心を失いつつあることによって、ワシントン政府側に譲歩を迫る動きが出てきた。
●過去のアメリカの政権は、その政党に関係なく、韓国や台湾、アルゼンチン、ブラジル、そして南アフリカのような様々な国が核武装に動くのを停止させたり諦めさせたりするために、多大な努力をしてきた。
●中には原発を持つのを許した例はあったが、それ以外の核燃料の供給などへのアクセスは拒否してきた。そしてその関係諸国は、全員がその事情をよくわかっていた。
●ところがこの原則は、オバマ大統領の政策がイランを強化していることによって世界中で破綻に直面している。イランを率いる強硬派に対して外交と制裁が本当に効くのかどうかというのはかなり怪しい。
●ところが元々は2003年にヨーロッパ諸国や、国連安全保障理事会のいくつかの決議案などで禁じられた兵器レベルの燃料の保持は、中東諸国を警戒させると同時に、イランの核兵器開発チームに実質的にゴーサインを与えることになったのだ。
●そうなると結論としては、「イランは核開発計画を交渉では諦めない」ということになってしまう。また、制裁だけでは広範囲にわたる兵器開発インフラそのものも阻止できないことになる。
●つまりここでの不都合な真実は、イスラエルが1981年にイラクのサダム・フセインのオシラク原子炉に対して行ったバビロン作戦や、2007年に北朝鮮製のシリアの原子炉を破壊したような軍事行動だけが、望ましい状態を達成できるということだ。
●残された時間はほとんどないが、それでも攻撃が成功する見込みはある。
●まず優先順位として、ナタンツやフォルドウの核濃縮施設、そしてアラクの重水炉施設などを使用不能にすることが挙げられるだろう。また、あまり注目されないが、ウランを転換する上で決定的に重要なイスファハンの施設を狙ってもいい。
●この攻撃ではイランの核施設のすべてを破壊する必要はないが、その燃料サイクルのカギとなる部分を破壊することによって、核開発計画を3年から5年ほど遅らせることができる。
●アメリカも徹底的な破壊を行うことができるが、必要ならばイスラエルも単独で行うことができるだろう。
●このような行動が行われる場合には、アメリカはイランに敵対する国々に対して徹底的な支援を行い、テヘランの政権転換を狙うことも含めるべきなのだ。
●オバマ氏のイランとの合意への情熱には常に非現実的な雰囲気がただよっている。ところがそのような外交の戦略的示唆を無視すれば、中東で核開発競争を促すことにもなりかねない。
●そうなると、このオバマ氏が大統領として歴史に残す最大の遺産は、核武装化された中東かもしれないのだ。
===うーむ、過激ですね。イランを爆撃せよ、と。
まあこのような意見はボルトンならではですし、ある程度は予測されたもの(?)ですが、ここまでくると「タカ派芸人」とでも言えるような存在になってますな(笑
ただしこのような意見を「けしからん」というのはちょっと考えものです。というのも、政権担当側は、このような過激な意見を外交交渉の「ツール」として使うことができるからです。
具体的には、イランが交渉締結に条件面で応じない場合に、オバマさんが「いやね、うちの元国連大使がああいう人なので、ちょっと困っているんですよ。もうちょっと良い条件にしてくれませんか」という形で、なんというか、ボルトンの意見を脅しのツールとして使えるからです。
もちろんボルトン自身は本気で爆撃せよと信じているのかもしれませんし、しかも爆撃する場所まで明示しているわけですが(笑)、このような意見も何かと同じで、国政術では「使いよう」なのです。
ということで、日本政府も過激な意見を潰そうとせず、あくまでも利用することを考えたほうが生産的かもしれません。



