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キュレーションメディアは雑誌にとって、やっぱり相当脅威である

既存メディアのWEB転換の仕事をしていると、キュレーションメディアの市場をより身近に脅威と感じられるようになりました。現にスマートニュース上のグルメカテゴリーで、東京カレンダーはReTripやmacaroniと競合する状況にあります。

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雑誌はキュレーションメディアに可処分時間を奪われている


キュレーションメディアだからといって記事の質が必ずしも低いわけではないのですが、やはり他人の画像とかを使ってこれだけPVを稼ぐのかとか、なんかチープな内容だよなとか、思うところはなきにしもあらずです。WEBの文法が分からない既存メディア(特に雑誌など)からすると、黙ってキュレーションメディアの躍進を指を咥えて見ているしかなさそうな状況です。

多くのキュレーションメディアはジャンルを見ると雑誌からのリプレイスを図っていることは明確で、可処分時間の奪い合いであることを考えると、スマホでキュレーションメディアに接触する滞在時間が伸びていけば、ただでさえ右肩下がりの雑誌の売上部数は拍車をかけて下がっていきます。キュレーションメディアが雑誌を滅ぼし得るとすらいえるでしょう。(そもそも数年後には雑誌は趣向品になるよねともいわれていますね)

CGMベースでスケール後、プロコンテンツを混ぜるといい


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こういった構造にあります。雑誌はプライドがあるのでCGMには98%参入しません。meryなどのキュレーションメディアは内製もあるでしょうがCGM比率が高く、記事数はスケールさせやすいので、結果的に更新性が高くPVも稼ぎやすい構造にある。

その上に雑誌に載っていたようなコンテンツをプロが制作して載せていく。

キュレーションメディアの本質はCGMにあり、クックパッドや食べログより事業価値の高い食のメディアが存在しないように、実は相当なポテンシャルです。キュレーションメディアは業界やビジネスマンの間では過小評価されている気がしますが、こうした構造やマルチプルを食べログに置くと、meryの35億円ってすごくお買い得だったんじゃないかと思えてきます。

キュレーションメディアはmery以下の価格で買収されていくであろう派でしたが、アホみたいなスケーラビリティの可能性もあるので、単体でIPOできるとこがでてきてもおかしくない気がしてきました。

◆記事:次の買収はここだ!キュレーション・バイラルメディア5選

上記で紹介した以外でも、ママ系のmamariやファッション系のCielとかもありますね。特に女性ファッション誌市場はあれだけプレイヤーがいますから、単体でも結構売上げスケールできそうな気がします。

ということでTheStartupではmeryの35億円買収は数年後に振り返ると「DeNAにとって非常に安かった買い物」となるであろうと予測します。

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