- 2015年03月17日 09:15
核兵器使用を口にしたプーチン大統領の衝撃
私の長年の読者にはお分かりだろうが、私は一貫してプーチン大統領に批判的だ。
しかし、それに賛同しない読者でも、さすがにプーチン大統領のこの発言を評価は出来ないだろう。
プーチン大統領が15日に放映されたロシア国営放送のドキュメンタリー番組で、クリミアの状況がロシアに不利に展開した場合、核兵器使用の準備は出来ていたと発言したことだ。プーチン大統領のおごりもここに極まれりだ。いくら仮定の話とはいえ、核使用を口にするようではお終いだ。
それにしても、反米で凝り固まる左翼の中には、対シリア政策でも、対ウクライナ政策でも、そのすべてにおいてプーチン大統領を評価する者がいる。いくら米国批判を繰り返す私でも、この見方には賛同できない。
そう思っていたら、鳩山由紀夫元首相がウクライナを訪問し、ウクライナ危機は米国の陰謀だと言わんばかりのロシア寄り発言を繰り返している。
鳩山氏には同情的な私も、この言動だけは鳩山氏を弁護するつもりはない。おそらく鳩山氏はこのプーチン大統領の核発言を知らなかったのだろう。この発言を知って、それでもなおプーチン大統領を評価するのだろうか。
どうして孫崎氏は鳩山氏の暴走を止められなかったのだろう。それとも鳩山氏を振付けているのは孫崎氏なのだろうか。孫崎氏には鳩山氏と心中するような真似だけはして欲しくない(了)