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安倍総理の放送萎縮への発言、東京の春

昨日、12日の衆議院予算委員会での、民主党の細野政調会長の質問に対する安倍総理の発言は、看過しがたいと思います。

昨年11月のTBSのニュース番組に、衆議院解散を表明した後、出演した際に、街頭インタビューでアベノミクスに批判的な発言が多かったことについて、番組で「おかしいじゃないですか」などと発言したことが、報道への圧力ではないか、という指摘に対する答弁です。

安倍総理は、「私がその番組の関係者に電話してクレームをつけるのとは違う」「(番組内で)私の考えに反論があれば、そこで反論すればいい」と語ったと報じられています。

3日の予算委員会では、「私の考え方をそこで述べることは自由だ」とも述べています。

権力と放送の関係を、全く理解していないとしか言いようがありません。

1強多弱といわれる国会での自民党一人勝ちの状況、そして、政高党低といわれる党より政府、官邸が強い状況の中で、そのトップリーダーの発言には、メディアも神経質になるのは当然です。

そうした状況だからこそ、多様な考え方を自由に放送し、考えてもらうのがメディアの役割です。

それを、これはおかしい、と言われたら、萎縮することは、目に見えています。

その後、選挙前に、自民党の広報から、各放送局、新聞社に、過去の映像の取り扱い方、出演者の選び方が、公平になるよう注意せよ、というお達しも出されました。

そうした圧力には屈せずに、メディアには独自に信じるところを報じてもらいたいと思いますが、昨年の解散後の報道を見ると、萎縮していると思えました。

メディアにも、ジャーナリズムの視点でもっと力を発揮してもらいたいと思いますが、総理の自覚を促したいと思います。

昨日から、東京に来ています。軽井沢は、まだ雪が舞い、昨日の朝も-7度でしたが、東京は、今日は15度まで上がる予報で、コートなしで歩けます。紅梅、白梅、桃の花などが、きれいに咲き、春を感じられます。







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