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日経平均が19200円台に

 昨日、日経平均が19000円台に2度乗ったらしいのですが、本日はもう19200円台に乗っています。

 どうして急に株価高局面になっているのでしょう。しかも、単にNYの株高を追いかけるように高くなっているのでしたら従来のパターンと同じなのですが、今回は、日経平均がNYダウを上回る展開を示しているのです。

 日経平均がNYダウを追い抜くことはこれまでにもありましたが、今回は、それが長く続いていると言ってもいいでしょう。

 グラフをご覧ください。日経平均とNYダウの推移を表わしています。

画像を見る

 昨年の12月位から様相が変化し始め、そして2月の中旬位からは完全に日経平均がNYダウをリードするような展開になっているのです。

 では、何故そのようなことが起きているのか?

 一言で言えば、海外の買い越しがこのところ続いているからである、と。

 では、何故海外勢は、日本の株に目を向けるようになったのか?

 問題はそこですよね。

 それは、皆さんご承知のように、米国では景気回復の勢いが強まり、ゼロ金利政策の解除が早まるのではないかとみられる一方で、日本の場合は、インフレ率が再び低下しており…そうなるとゼロ金利政策の解除どころか量的緩和策がまだまだ続くであろう、と見られていることが大きいと思うのです。
 
 つまり、そうなると一層ドル高円安の勢いが強まると見られるからなのです。

 では、日本がまだまだ量的緩和策を続けるということは、日本の経済が不調であるという証拠なのか?

 私はアベノミクスの効果を認める立場にはありません。つまり、アベノミクスがスタートしても、実体経済は良くも悪くもなっていないという立場です。但し、ベアなどが実現して気分的には明るくなっている面がある、と。

 海外の投資家は、私などの考えとは違い、もっと我が国の経済を積極的に評価している可能性があるのです。

 つまり、米国のゼロ金利解除が早まりそうな一方で、日本はゼロ金利の解除どころか量的緩和策が続くので今後もドル高円安が続く、と。そして、ドル高円安が続けば、取り敢えず輸出企業の利益は嵩上げされる、と。しかも、日本の今年の賃上げ率は昨年以上になりそうだ、と。そうした見方の下で外国人の投資家は、当分の間、日本株は買いだという作戦を立てているのではないでしょうか。

 まあ、それが取り敢えずの理由だと思うのです。

 しかし、理由はそれだけではありません。

 それは、GPIFの株式投資比率が高まったことと、安倍政権の下で今後も量的・質的緩和策が継続されるであろうということが関係していると思うのです。

 要するに、安倍政権は株価をコントロールしようとしていると海外の投資家が解釈しているということです。ここまで露骨な株価介入策が今まであったのか、と。

 そこで、その大きな流れに乗って海外勢は一儲けを企んでいるのだと思うのです。

 今回の株高が、日本企業の今後の成長性に着目したものであるというのであれば歓迎すべきかもしれませんが、今日本企業が急に実力をつけているなんて私にはとても思われません。

 そうは思いませんか?

 いずれにしても、今回も海外勢か積極的に買い越しているから株高になっているという事実を見逃すことはできないのです。

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