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クリミア訪問を強行した元首相 「あの鳩山さんなら、わからないでもない」~田原総一朗インタビュー

鳩山由紀夫元首相が、ロシアに編入されたウクライナ南部のクリミア半島を訪問した。日本政府関係者が訪問しないように説得を試みたが、訪問を強行した。現地で記者会見も行い、ロシアのクリミア編入を肯定するような発言をしたが、日本も含めた先進7カ国の立場と対立する内容で、「首相経験者として軽率な言動」と批判を受けている。このような鳩山元首相の行動について、田原総一朗さんはどうみているのだろうか。

鳩山元首相の言動をどう評価すべきか・・・

鳩山さんという人は、柔軟性があるというべきか、神経がないというべきか、非常に評価が難しい人だ。

鳩山さんといえば、総理大臣になったときに、沖縄の普天間飛行場を「最低でも県外に移す」と言って、混乱を引き起こした。

民主党政権に交代する前、自民党政権は普天間を名護市の辺野古に移すということで米軍と合意し、沖縄県知事も名護市長も承認していた。ところが、鳩山さんは「沖縄に米軍基地の75%が集中しているのは問題だ」ということで、普天間飛行場は海外へ移すか、最低でも県外へ移設すべきだと主張した。

僕は、当時の岡田克也外務大臣に取材したとき、「外務省は辺野古移設を主張しているが、そのことを首相に伝えたのか」とたずねた。すると、岡田外相は「首相に外務省の考えは伝えた」と答えた。

しかし、鳩山首相は「君たちには君たちの考えがあるだろうが、俺には俺の考えがある。大丈夫だ、まかしておけ」と言った。首相に「まかせておけ」と言われたら、外務大臣としては「そうですか」と引き下がらざるをえない。だから、岡田外相も首相に一任するしかなかった。

ところが、「俺には俺の考えがある。まかせておけ」といった鳩山首相に、実は根拠らしきものは何もないことがあとでわかった。結局、鳩山首相は米国との話し合いで、辺野古移設を認めざるをえなくなかった。

しかし首相をやめたら再び、「最低でも県外」と言い出した。いまもしばしば沖縄を訪れて、「普天間は県外へ」と言って歓迎されているらしい。

この鳩山さんの言動をどう判断していいのか、ぼくには判断する能力がない。

その鳩山さんがクリミアに行って、ロシアのクリミア編入を肯定するような発言をして、日本政府の怒りを買っているという。あの鳩山さんなら、そういう言動をするのは、わからないでもない。

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