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「政府はあきれる」「脱原発でいい社会を」 3.11小泉元首相の講演から(動画) 

3月11日、福島県喜多方市で行なわれた小泉純一郎元総理の講演会を聞いてきた。福島原発事故が起き、自分で調べてみると、専門家が言ってきたことはウソだと分かった。いまだに政府が専門家の言うとおりになのには、あきれていると現政府を批判していた。

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 講演のタイトルは、「日本の歩むべき道」。

 原発を再稼動するというが安全は保障されていない。世界厳しいというが、どこが世界一なのか説明されていない。世界中の人がいっているのは、テロに弱いということだ。

 コストも安くはない。フィンランドのオンカロにある最終処分場を見てきたが、原発2機分でしかなく、まだ10万年大丈夫かを検討している。何よりも危険であることを10万年先まで伝えられるのか。30年で言葉の意味が現実に変わってしまっている。
v  国内で政府が最終処分場を決めると言ったがいまだに決められていない。選挙があるのだから、政府が決めたからと言って従うような国民ではない。

 日本はこれまでに、オイルショックで環境先進国になったように、何度ものピンチをチャンスに変えてきた。原発ゼロで一年半、停電もなくやっていけているのは日本だけ。原発ゼロで今より必ずいい社会になる原発ゼロは、政治が決断すれば必ずできると力説していた。

リンク先を見る 内容的には目新しくはないが、小泉さんが言うと迫力があり、聞き入ってしまうのはなぜだろうと思ってしまった。菅直人さんも同じだが、総理として原発を推進してきた人が、福島原発の事故を体験し、それまでのことが違っていたと反省、脱原発へ方向転換したことに、重みがあり、真実があるのだろうと思ってしまう。

 この私にさえプレッシャーがあるのだから、元首相となればマスコミだけではなく、さまざまな批判や抵抗があるのだろう。やはり、政治が決断することが必要なのだ。そして、決断できる政治家を誰が生み出すのか。それも、反対だけで言うのでなく現実を考え動きを作っていく政治家を、とも思った。ここから脱原発が現実になっていくとも思った講演だった。

 会場となった喜多方プラザ文化センターは、大雪で電車が送れ、高速が通行止めになるほどの悪天候だったがほぼ一杯になるほどだった。脱原発への熱気が冷めているように感じることもあるが、まだまだ冷めていないと感じた一日だった。

下記は約1時間20分の講演のダイジェスト版で約16分。ご覧ください。

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