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LINE Payのモデルがケニアに!?ケニア人の生活を支えるモバイル送金サービス『M-PESA(エムペサ)』が面白い!

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■モバイル送金サービスの超成功事例「M-PESA」から見るLINE Payの未来と可能性。【前編】

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みなさんおはようございます。編集長です。

先日の記事では、LINE Payの仕組みについてご紹介しましたが、皆さんは利用されていますでしょうか?対応店舗やサービスが増えていけば、この先も利用者が増えそうな予感がしました。

さて、日本ではかなり新鮮でまだ馴染みの浅いこの「携帯電話のメッセージで送金できるサービス」ですが、実はアフリカはケニアで、LINE Payに似たモバイル送金サービスが成功を収め、人々のインフラとして成り立っていることをご存じでしょうか?

そのサービスの名はM-PESA(エムペサ)。携帯電話のショートメッセージを使って送金するサービスで、Mはモバイル、PESAはスワヒリ語でお金を意味します。

こちらも相手の口座情報を知らなくても送金できるサービスで、使うのは通常の電波(SMS)ではありますが、それ以外はLINE Payとイメージが近くなっています。

今回の記事では、このMペサの仕組み・成功したポイント・懸念点などを分析し、そこからLINE Payの可能性について探ってみようと思います。

前編となる当記事では、アフリカの写真とともにM-PESAの秘密を探っていきます。

    ■目次
    ケニアの送金サービス「Mペサ」とLINE PAYの可能性。
    【前編】(当記事)
     1.Mペサとは何か?
      1.Mペサの運営会社と歴史
      2.Mペサの仕組み
     2.なぜMペサは成功したのか?
    【後編】
     3.M-PESAの問題点・競合
     4.LINE PAYが成功するには何が必要?

本記事執筆にあたり、神戸大学大学院国際協力研究科・高橋基樹教授と、その院生でモバイルマネーに関する研究を行っている岡本晴菜さんよりデータと情報を提供していただきました。岡本さんは私の高校からの友人でもあり、本記事で利用する写真は全て岡本さんが昨年現地で撮影したものです。

1.M-PESAとは何か?

M-PESAとは、簡単に言うと携帯電話で送金から出金・支払までなんでもできるモバイルマネーサービスです。ケニアでは公共料金や教育費などの支払いから、給料の受け取りまで今やM-PESAで賄われています。

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にわかに信じがたい話ですが、M-PESAではなんとケニアのGDPの約5割を超える金額が動いています

万能なのはわかりましたが、それにしても利用率が凄まじく高いですよね。なぜ、このM-PESAなるサービスが、ここまで完全に人々の生活の一部となるほど使われているのでしょうか?その理由を探るべく、まずはM-PESAとは何か・M-PESAの仕組みについてみていきましょう。

1.M-PESAの運営会社と歴史

M-PESA運営に携わっているのは、日本でもおなじみのVodafone Group(ボーダフォングループ)を親会社に持つSafaricom(サファリコム)というケニアの携帯会社と、ケニアの大手銀行の1つであるCommercial Bank of Africa(CBA)です。

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http://www.safaricom.co.ke/

2003年に、英国国際開発省(DFID)がVodafoneにモバイルマネーをやってみないか持ち出したのがきっかけとなり、2005年にケニアのナイロビ郊外でのパイロットテストが始まりました。

当初はマイクロファイナンス(貧困層向けの小口融資)のツールとして開発されましたが、人々が主に送金機能として利用していることがわかり、最終的に2007年に送金サービスとして正式リリースされました。

当初銀行に反対されたM-PESA

M-PESAはリリース当初からあまりにも爆発的にユーザーが増えすぎて、各銀行から猛反対を受けたという過去もあります。元々銀行の利用率の低かった郊外の住人や低所得の人たちがより身近で簡単なM-PESAに移行し、いっそう銀行口座を開かなくなったからですね。

ですが、政府がM-PESAのセキュリティに問題はないと判断し、利用者も対応店舗もますます増えていったので、銀行にとっては反対するのではなくいかにMペサと提携するか、ということが課題になっていきました。

M-PESAの仕組み

先日LINE Payの仕組みをご紹介しましたが、M-PESAはどのような仕組みになっているのでしょうか?似ている点と異なる点があるので、比べていくと面白いことがわかりました。

「ネット」ではなく「電波」を使う

まず根本的にLINE Payと違うポイントとして、M-PESAは通常の電波を使うという点があげられます。

ケニアのような国では、郊外に行けばそれはもう見たことのないような広大な風景が待っているので、そもそもネットはあまり普及していないようです。これにより、ガラケーでも送金が可能となっています。

▼この広大な風景を見よ。彼方まで続く地平線が素敵。
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M-PESAの情報はSIMカードに集約されている

また、M-PESAのアカウント情報は全て携帯のSIMカードに集約されています。

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