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大震災4年 「忘れない」の誓いを胸に伴走

公明新聞:2015年3月11日(水)付

東日本大震災から満4年の朝である。

被災地は終日、厳かな祈りに包まれることだろう。還らぬ人への愛おしさに頬を濡らす人も多かろう。だがそれでも、人々は祈りと涙の先に故郷の再生を夢み、きょうもまた、明日への一歩を力強く踏み出すに違いない。

被災地から遠く離れた地に住む私たちも思いを同じくし、深く鎮魂と追悼の祈りを捧げたい。「忘れない」との誓いを胸に。

あの日からの日々を振り返る時、つくづくと思うのは、東北人の底力だ。

家族を失った。家を流された。故郷を追われた。発災直後、時の首相から無神経極まりない妄言を吐かれたりもした。「東日本が潰れることも想定しなければ」などと。

それでも被災者たちは互いに励まし、いたわり合いながら、懸命に“艱難の4年”を生き抜いてきた。心から敬意を表せずにはいられない。

実際、被災地の今を歩くと、“復興のかたち”が整い始め、被災者に少しずつ笑顔が戻りつつあることを実感する。

例えば、住民の1割が犠牲となり、町内全住宅の7割が全半壊した宮城県女川町。今月21日にはJR女川駅が再開し、町は「新生女川まちびらき」を宣言する。高台にある仮役場で町職員が誇らしげに語ってくれた。「亡くなった方々も含め、21日は全住民で勝ちどきを挙げます」

岩手県の三陸沿岸地域でも、JR山田線の復旧工事が始まった。県南の大船渡市から県北の久慈市までが再び一本のレールで結ばれる日は遠くない。

原発事故の後遺症に喘ぐ福島県でも、常磐自動車道が全線開通したのに続き、除染廃棄物の中間貯蔵施設への搬入が間もなく始まる。

無論、復興は道半ばであり、前途にはなお多くの難題が待つ。公明党が先に行った「『人間の復興』へ 意識調査」でも、苦悩する被災者の姿がくっきりと浮かび上がっていた。住宅、就労から健康、生活、心の復興まで、全ての面でより大胆にして、よりきめ細かな支援が求められる。

とまれ、震災5年目へ。公明党はこれまで以上に被災地と被災者に寄り添い、どこまでも伴走し続ける。

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