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群馬大学病院腹腔鏡問題 外科医とはどうあるべきか

群馬大学腹腔鏡手術ミスの問題が取り上げられています。

基本私は医者側の立場でお話を書かせていただいています。そして巷で医療ミスと言われているものも不可抗力の部分がかなりあるんだと説明してきました。

しかし、この案件は医療ミス、いやミスではなく医師としての能力、資格がない人間がしでかした行動です。

医療は進歩します。医師はその進歩になるだけついていけれるよう努力し続けます。大学病院や総合病院の医師等は特にそうです。学会に参加し、発表し、自分の技量を磨き、患者さんにとって最善の医療を施すことを目標としています。しかし残念ながらこの医師は最後の患者さんにという部分が欠けていたようです。

この医師はガイドラインで義務づけられている肝臓の予備力を測定する検査を全例やっていませんでした。もちろんできの悪いガイドラインがあることは否定しません。でもそれを遵守しないのであればそれを凌駕する結果を出し続けなければいけません。そしてその結果は全て開示しなければいけません。

この医師はガイドラインを守らず、結果を届け出ず、患者を手術で何例も連続で死亡させていたのです。結果を出していないにもかかわらず勝手な行動をとりつづけていたのです。それは医師として絶対行ってはならないことです。

天皇陛下の主治医であられた順天堂大学の天野先生が書かれています。(手術中の判断ミスで患者が続けて亡くなれば外科医を辞める覚悟 天皇の執刀医Dr.天野篤の「危ぶめば道はなし」【6】)これが普通の外科医の考えです。

ただみなさんこの部分だけは気付いておいてください。以前のツイートです。



この名医天野先生でも、もちろんおきないように最大限の努力を行いますが、突発的に出る手術死は防げないとおっしゃっているのです。ただそれを連続させないことが外科医としての矜持だと。それができなければ外科医をやめると。

弁護団の鑑定医の発言、はっきり言うと手術が下手というコメントがTVで流れていましたが、学会報告のごまかしを含めて(小◯方さんの臨床版?)、技術ではなく外科医、いや医師として不適切な人間と思われます。言い訳の余地はありません。

患者さん達、およびご家族にお悔やみ申し上げます。

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