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- 2015年03月06日 20:41
エジプトの内閣改造(内相の更迭)
エジプトではシーシ大統領が5日突然の内閣改造をしました。
交替した閣僚は内相、農業・土地改良相、教育相、通信相、文化相、観光相で、新しく技術教育・訓練相、住宅相が設けられた由。
これを報じるアラビア語メディアの内、al arabia net (サウディ系とエジプト政府に同調的)は淡々と事実関係を報じていますが、al jazeera net (カタール系でエジプト政府とは多くの確執があった)及びal qodd al arabi net は、交代劇の内、内務大臣の交替に焦点を当てて、罷免されたmuhammad iburahim は、彼の内相時代にテロ事件が絶えず(彼自身も暗殺未遂にあっているし、治安部隊600名が死亡しているとしている)、国内から多くの批判が上げられていた上に、反対派の弾圧に関して国際的にも人権団体等からも批判が挙げられていたとして、今回の改造劇の狙いは内務大臣の更迭であったと評しています。
何しろ6月のシーシの大統領就任以来、(内相を含め ほとんどの閣僚が留任したとはいえ)1年も経たないうちの突然の内閣改造で、おまけにエジプトにとっては非常に重要なエジプト経済に関する国際会議の開催直前(会議は予定通り開催される由)の内閣改造ということで、何らかの理由がないはずはなく、恐らくはibrahim内相の更迭を目標とした内閣改造であったと思われる。
その他勿論、経済的にもエジプトは非常な苦境に陥っているが、今回の改造劇には主要経済閣僚が含まれていないことからも、それが主要な理由であるとは考えられず、先ずはib rahimの更迭が目標であったことは間違いないと思われる。
その狙いであるが、彼の後任がmagdi muhammad abdel hamid abd al ghaffar で、彼は2011年に反政府派のの弾圧で悪名高かった国家治安局長に任命され、その後2013年に退役していたところ、今回呼び戻され、内相となったと言うことからも、ibrahim 内相時代の人権無視に対する国際的批判に配慮したと言うことでは毛頭なく、要するに治安維持、対テロ対策の強化のために、任命されたのではないか思われます。
それにしても、治安維持の責任者として各方面から批判のあったibrahim 内相を、この時点で、敢えて更迭しなければならなかったところに、ある意味ではエジプトのおかれた厳しい治安情勢がうかがわれます。
おそらくシーシとしては、今後ともテロ対策を強化する方向をまい進することになるのだろうと思いますが、個人的には、ムスリム同胞団の弾圧を続けながら、過激派の取り締まりも行うと言う現政権のやり方は、2正面作戦として、大きな無理があり、本気で過激派に立ち向かうためには、少なくとも同胞団の穏健な部分と手を打つ必要があるのではないかと言う気がしています。
もう一つの問題は、まさしく過激派の問題ですが、シナイ半島のIS(従来のansar beit al maqdis )の掃討が遅々として進んでいない時に、リビアのISという側面からの敵を受け、これまた2正面作戦を強いられる訳で、いずれかの時点で、少なくともエジプトに隣接した地域に対する軍事行動(1~2回程度の空爆では全く有効ではない。何らかの地上作戦が必要と思う)を強いられることになるのではないか、と思われます。
http://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/egypt/2015/03/05/بينهم-وزير-الداخلية-تعديل-حكومي-خلال-ساعات-في-مصر.html
http://www.alquds.co.uk/?p=305893
http://www.aljazeera.net/news/arabic/2015/3/5/تغيير-وزاري-بمصر-يشمل-8-وزراء-بينهم-وزير-الداخلية
以上、現状では若干時期尚早のコメントの感もあるがとりあえず
交替した閣僚は内相、農業・土地改良相、教育相、通信相、文化相、観光相で、新しく技術教育・訓練相、住宅相が設けられた由。
これを報じるアラビア語メディアの内、al arabia net (サウディ系とエジプト政府に同調的)は淡々と事実関係を報じていますが、al jazeera net (カタール系でエジプト政府とは多くの確執があった)及びal qodd al arabi net は、交代劇の内、内務大臣の交替に焦点を当てて、罷免されたmuhammad iburahim は、彼の内相時代にテロ事件が絶えず(彼自身も暗殺未遂にあっているし、治安部隊600名が死亡しているとしている)、国内から多くの批判が上げられていた上に、反対派の弾圧に関して国際的にも人権団体等からも批判が挙げられていたとして、今回の改造劇の狙いは内務大臣の更迭であったと評しています。
何しろ6月のシーシの大統領就任以来、(内相を含め ほとんどの閣僚が留任したとはいえ)1年も経たないうちの突然の内閣改造で、おまけにエジプトにとっては非常に重要なエジプト経済に関する国際会議の開催直前(会議は予定通り開催される由)の内閣改造ということで、何らかの理由がないはずはなく、恐らくはibrahim内相の更迭を目標とした内閣改造であったと思われる。
その他勿論、経済的にもエジプトは非常な苦境に陥っているが、今回の改造劇には主要経済閣僚が含まれていないことからも、それが主要な理由であるとは考えられず、先ずはib rahimの更迭が目標であったことは間違いないと思われる。
その狙いであるが、彼の後任がmagdi muhammad abdel hamid abd al ghaffar で、彼は2011年に反政府派のの弾圧で悪名高かった国家治安局長に任命され、その後2013年に退役していたところ、今回呼び戻され、内相となったと言うことからも、ibrahim 内相時代の人権無視に対する国際的批判に配慮したと言うことでは毛頭なく、要するに治安維持、対テロ対策の強化のために、任命されたのではないか思われます。
それにしても、治安維持の責任者として各方面から批判のあったibrahim 内相を、この時点で、敢えて更迭しなければならなかったところに、ある意味ではエジプトのおかれた厳しい治安情勢がうかがわれます。
おそらくシーシとしては、今後ともテロ対策を強化する方向をまい進することになるのだろうと思いますが、個人的には、ムスリム同胞団の弾圧を続けながら、過激派の取り締まりも行うと言う現政権のやり方は、2正面作戦として、大きな無理があり、本気で過激派に立ち向かうためには、少なくとも同胞団の穏健な部分と手を打つ必要があるのではないかと言う気がしています。
もう一つの問題は、まさしく過激派の問題ですが、シナイ半島のIS(従来のansar beit al maqdis )の掃討が遅々として進んでいない時に、リビアのISという側面からの敵を受け、これまた2正面作戦を強いられる訳で、いずれかの時点で、少なくともエジプトに隣接した地域に対する軍事行動(1~2回程度の空爆では全く有効ではない。何らかの地上作戦が必要と思う)を強いられることになるのではないか、と思われます。
http://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/egypt/2015/03/05/بينهم-وزير-الداخلية-تعديل-حكومي-خلال-ساعات-في-مصر.html
http://www.alquds.co.uk/?p=305893
http://www.aljazeera.net/news/arabic/2015/3/5/تغيير-وزاري-بمصر-يشمل-8-وزراء-بينهم-وزير-الداخلية
以上、現状では若干時期尚早のコメントの感もあるがとりあえず



