東京新聞27面に「終えぬ献花 広がる祈り」「全国から『人ごとではない』」という大見出し記事がある。
上村遼太君が殺害され、遺体が発見された現場には花の山ができ、連日絶え間なく人が訪れ、ご冥福を祈っている姿が見られるという。また、花束には手紙が添えられ、上村君を悼んでいるという。
上村遼太君殺害事件は社会問題として受け止めなければならない。子供に対する親の責任、1月8日から不登校になっていたのに学校の対応は十分だったか。教育委員会はしっかりその役割を果たしたのか。
上村君の死を、ただ「可哀想だ」で終わらせてはいけない。
18歳の上村君を殺害した少年の日々の生活がどうだったのか。未成年の子供の監督責任は一義的には親にある。
弁護士を通じてのこの親からのコメントは白々しい。心からのお詫びや反省、申し訳なさは伝わってこない。
未成年は酒や煙草は法律で禁じられている。それが当たり前のことのように振る舞っていていたことも異常ではないか。
週刊新潮が18歳の少年を実名入りで過去の行状・顔写真も出ている。
週刊新潮編集部は毎日新聞の取材に「事件の残虐性と社会に与えた影響の大きさ、18歳の少年の経歴などを総合的に勘案し、実名と顔写真を報道しました」とのコメントを出した。「インターネット上に早くから実名と顔写真が流布し、少年法が形骸化していると言わざるを得ない状況も検討、考慮した」としている
人権やプライバシー、名誉棄損の兼ね合いを指摘する向きもあるが、今国会で18歳以上に選挙権も与えられる流れである。
これだけの事件を犯した以上、新潮さんの認識、判断は多くの人が妥当と思うのではないか。
やはり亡くなった上村君が一番無念に思っていると思う時、胸が痛む。
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- 2015年03月05日 17:46
3月5日(木)
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