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【特別大使にキティちゃん就任】~ミラノ万博開幕目前。課題は知名度不足~



「アンテプリマ(注1)」製の衣装を身に纏った「ハローキティ」が登壇すると一斉にカメラのフラッシュがたかれた。そう、あのキティちゃんが、ミラノ万博日本館の特別大使に就任したのだ。

2015年5月1日から10月31日までの184日間、イタリア・ミラノで開催される「2015年ミラノ国際博覧会」の開幕まで残り2か月を切った5日、東京霞が関で記者会見が行われた。本万博のテーマは「地球に食料を、生命にエネルギーを」で、約140各国と国際機関が参加して行われる。

農林水産省大臣官房審議官の長谷部正道氏は、「今や、世界に55,000軒の日本食レストランがある。農水省としては世界的な日本食ブームを強化する絶好の機会と捉えている。農林水産物や日本食の魅力を発信し、輸出の拡大につなげていく。34の自治体やJAグル―プらに特産品のトップセールの場として使ってもらい、地方創生に役立ててもらいたい」と意気込みを語った。

また経済産業省大臣官房審議官の佐々木良氏は、「クールジャパンの発信に力を入れたい」と述べた。

日本館のテーマは、「”Harmonious Diverity(調和のとれた多様性)”を巡る旅」日本の食文化の多様性をアピールすると共に、食糧危機、食の不均衡、気候変動など食にまつわる地球規模の課題に対する日本のソリューションを紹介、書道家の紫舟氏らがクリエイターとして参加している。

7月11日の「ジャパンデー」には、世界的人気のアーティスト、きゃりーぱみゅぱみゅや、能の宝生流第二十世宗家宝生和英氏、津軽三味線の吉田兄弟らがパフォーマンスを披露する。

ミラノ万博に参加するにあたり、政府は50億円を拠出、民間協賛金20億円を合わせて総予算70億円のプロジェクトだ。日本館は期間中150万人の来場を見込んでいる。政府代表の加藤辰也氏もミラノ万博の知名度不足を認めた上で、「日本館の運営は難易度が高い。4月上旬には110名のアテンダントを送りこみ、トレーニングを開始する。」と意気込みを語った。

旅行会社各社もミラノ万博関連ツアーに期待をつなぐ。夏休みにどれだけの旅行客を集めることが出来るのか、円安で海外旅行への意欲にブレーキがかかっている現在、今後の万博の知名度アップ如何と言えそうだ。

(注1) アンテプリマ
クリエイティブ・ディレクター荻野いづみ氏がイタリアから発信しているブランド。

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