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- 2015年03月04日 19:34
ウクライナ炭鉱事故 ~ 石炭のリスク
今夕の時事通信ネット記事によると、
ウクライナ東部ドネツクのザシャチコ炭鉱で4日朝、爆発があり、地元当局者は30人以上が死亡、14人が負傷したとのこと。
<記事抜粋>
・ドネツクは親ロシア派が支配。
・爆発原因は分かっていない。
・爆発時は約70人が地下で作業していた。
・有毒ガスが発生しており、救助当局者は「救助隊員は爆発現場に到達できていない。有毒ガスを除去中で、その後に現場に降りていく」。
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(出所:CNN BREAKING NEWS)
意外だと思う人もいるだろうが、世界的に見ると、下の資料1、資料2にあるように、石炭は、一次エネルギー供給量の約2.5割で第2位、二次エネルギー供給量(発電電力量)の約4割で第1位の位置にある。
しかし、エネルギー分野における外部コスト比較や過酷事故事例は下の資料3の通りで、石炭は人命喪失を伴う事故リスクが高い。使用するエネルギー源としてどれが最も比較優位なのかについては、各国それぞれの事情と判断で選択されることになる。
この事故がどのような原因によるものなのか、政治的な陰謀によるものかどうか等々については、現時点では全く定かではない。日本のエネルギー政策において原子力が引き続き有用とされるのは、こうした人命喪失リスクが考慮されているからというのもある。これも、意外と思われるかもしれない。
<資料1>
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(出所:資源エネルギー庁資料)
<資料2>
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(出所:資源エネルギー庁資料)
<資料3>
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(出所:経済産業省資料)
<記事抜粋>
・ドネツクは親ロシア派が支配。
・爆発原因は分かっていない。
・爆発時は約70人が地下で作業していた。
・有毒ガスが発生しており、救助当局者は「救助隊員は爆発現場に到達できていない。有毒ガスを除去中で、その後に現場に降りていく」。
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(出所:CNN BREAKING NEWS)
意外だと思う人もいるだろうが、世界的に見ると、下の資料1、資料2にあるように、石炭は、一次エネルギー供給量の約2.5割で第2位、二次エネルギー供給量(発電電力量)の約4割で第1位の位置にある。
しかし、エネルギー分野における外部コスト比較や過酷事故事例は下の資料3の通りで、石炭は人命喪失を伴う事故リスクが高い。使用するエネルギー源としてどれが最も比較優位なのかについては、各国それぞれの事情と判断で選択されることになる。
この事故がどのような原因によるものなのか、政治的な陰謀によるものかどうか等々については、現時点では全く定かではない。日本のエネルギー政策において原子力が引き続き有用とされるのは、こうした人命喪失リスクが考慮されているからというのもある。これも、意外と思われるかもしれない。
<資料1>
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(出所:資源エネルギー庁資料)
<資料2>
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(出所:資源エネルギー庁資料)
<資料3>
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(出所:経済産業省資料)