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答弁書(その23:内閣府特命担当大臣)

 この質問主意書に対する答弁も返ってきました。
【答弁】
一について
お尋ねについては、内閣府設置法(平成十一年法律第八十九号)第四条に規定する事務のうち、麻生太郎内閣府特命担当大臣は金融に関する事務、宮沢洋一内閣府特命担当大臣は原子力損害賠償・廃炉等支援機構等に関する事務、望月義夫内閣府特命担当大臣は原子力防災に関する事務、山谷えり子内閣府特命担当大臣は防災等に関する事務、山口俊一内閣府特命担当大臣は沖縄及び北方対策、消費者及び食品安全、科学技術政策、宇宙政策等に関する事務、甘利明内閣府特命担当大臣は経済財政政策等に関する事務、有村治子内閣府特命担当大臣は規制改革、少子化対策、男女共同参画等に関する事務、石破茂内閣府特命担当大臣は国家戦略特別区域等に関する事務をそれぞれ掌理している。

二について
内閣府は、内閣官房を助けて国政上重要な具体的事項に関する企画立案及び総合調整を行うこと並びに内閣総理大臣が担当することがふさわしい行政事務を処理することを所掌事務とすることから、内閣府設置法第六条第二項の規定により、内閣総理大臣が内閣府に係る事項についての内閣法(昭和二十二年法律第五号)にいう主任の大臣とされているものである。内閣府特命担当大臣は、内閣総理大臣を助け、命を受けて内閣府の所掌事務を掌理するものであるため、主任の大臣とはされていない。
 これも予想通りと言えば予想通りです。二については、単なる制度の説明で私の問いには答えていません。

 ただ、これは日本の行政機構上、結構大きな問題を孕んでおりまして、例えば、麻生大臣は金融担当の大臣ではあるけど、金融庁を所管する主任の大臣ではないのです(それは内閣総理大臣なのです。)。それでも、麻生大臣は金融については最終的責任者であるという意識をお持ちではあるでしょうが、制度上は必ずしもそれは担保されていないのです。

 今の制度ですと、ともすれば、内閣府特命担当大臣に「自分が最終責任者ではない。」という意識が働かないとも言えないのです。私の問題意識は「内閣府特命担当大臣が、その担当する事務について、実態上も、制度上も最終責任者であるようにすべき。」ということです。

 こういうスタイルにしているのは、恐らく内閣府が機動的にその時々の課題に対応できるようにしているということなのでしょうが、それは制度の組み方次第で何とかなるような気がします(現時点で名案はありませんけども)。

 決してこれは党利党略ではないのです(こんなことに取り組んでも、票は増えませんし、政権追及のネタでないことも分かっていただけると思います。)。日本の統治機構を上手く回すために必要なことだと信じて疑いません。

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