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ダルビッシュさん&山本さん「妊娠」は「離婚後300日」がらみ?の報を見て

出産したら「再婚禁止期間」を待たずに婚姻出来るって知っていた?
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150223-00000005-jct-ent

ダルビッシュ有さんと山本聖子さんの「妊娠」に関して、「離婚後300日問題」がらみなのではないか、との報道が出ています。

妊娠週数等詳細がわからないし、わかったとしても「それがどうした」ですよね。

報道を見ていると「再婚禁止期間」のことも出ていて、それについては若干補足を加えたいと思います。

実は・・「再婚禁止期間」を待たずに婚姻出来るケースがあります。

それは「離婚後6ヶ月以内に出産したら」。つまりは「お腹に嫡出推定がかかる子どもがいませーん」となったら。

ワタクシの相談者も何人もこの規定で「再婚禁止期間」内に再婚しています。

ん?ということは、理論上は法的離婚後、産婦人科に行って「妊娠していません」というのがわかれば、即再婚可能ってこと??

いやいや、そうではないのが、日本の「民法」の「民法」たる所以なんです。

つまり「理屈が立たない」。

一方では出産後はオッケーにしつつ、他方で医師の証明で妊娠していないが×というのはどうやっても理屈が立ちません。

これを続けている以上は、事実上この「再婚禁止期間」を定めた民法733条は妻が離婚後一定期間は性交渉してはいけません(=反省して、身を慎め)という「行為規制」の意味合いが強い、と言われても仕方ないのです。

男性はないのにね。

「再婚禁止期間」については、1996年に法制審議会、また野党側も「100日」と短縮する案を出しています。

単に300日と200日の数合わせ(笑)300日にも200日にも十分な根拠がないというのに、そこだけ引き算して出した数字・・というのは杜撰過ぎです。

法学者や政治家も法に潜む差別や規制に対して、あまりに鈍感だとと言わざるを得ません。

ただ、1996年当時は無戸籍問題も表面化しておらず、「離婚後300日規定」もそれほど知られていないマイナーな問題だったが故で、当時は「100日を主張する」だけでも進歩的、なんて言われていた時代だったんですよね。

20年後の今、100日を主張する国会議員や役人がいたら、勉強不足と指摘しましょう。

再婚禁止期間は0日でいいのです。でなければ、性差における婚姻に関する差別は解消せず、また一部の人が畏れるそこで起こるであろう混乱は例え100日にしようが起こりうる問題で、逆にさらに問題を複雑にします。

また婚姻可能年齢についても合わせて議論したいところです。

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