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小中学校にエアコンは当たり前のこと 藤本正人市長は間違っている! 反対票は子どもたちへの優しさの欠如

埼玉県所沢市で行われた住民投票。小学校にエアコンの設置を問うもので、市長が断固として設置を拒否する中で、この住民投票が実施されたこと自体、画期的ともいえます。

 ことは市長に当選した藤本正人が当選後に、当初、エアコンの導入が決まっていた計画を白紙撤回したことです。

 問題となった小学校の近くには航空自衛隊の入間基地があり、防音対策までしなければならないような地域です。

 それにも関わらず、エアコンの導入を敢えて拒否しなければならないのは何故なのか。

藤本氏は、東日本大震災があったことから「これまでの(快適で便利な)生活を変えるべきだ」(毎日新聞2015年2月16日)いうことで方針を変更したということですが、いかにもとってつけた理由です。

 市役所の空調がどのようになっているのかという報道はありませんが、全く空調を入れていないということはないでしょう。もちろん、市役所の方がパソコンや複写機など高温を発する機器があるので、同列には論じられませんが、少なくとも市長室に空調を入れる資格はありません。藤本市長であれば、もう実行しているのかな?

 それはともかく、この住民投票が低投票率だったということを問題にする向きがあります。藤本氏も「残念」などと発言しています。

 しかし、投票率31.54%は決して低い数字ではありません。市長選挙でもこの程度の数字、あるいは20%だっていくらでもあるではないですか。

 しかも、今回の住民投票は、特定の小学校にエアコンを導入するかどうかのピンポイントの争点ですから、これで3割を超えたのですから、低投票率だなどととやかく言われるような数字ではありません。

 エアコン導入賛成票が5万6921票
 藤本氏の2011年の市長選での得票数が3万8655票
というのであれば、堂々とした数字です。

 それでも私は3万47票の反対票があったことに驚きです。小学校にエアコンを導入することにここまで反対する人たちがいることに本当に驚かされます。

 今や、東京圏の温暖化そのものが著しく、高齢者などはエアコンなしにはその生命すらも脅かされるほどに環境は悪化しています。

 お金が掛けて小学生が普通に勉学に集中できる環境を作ることは当然のことです。

 そのようなエアコンに予算を使えば、自分には回ってこないから反対?

 朝日新聞2015年2月16日には次のように掲載されています。
「反対」に○印をつけたのは、主に基地から遠い市東部の住民らだ。住民投票でエアコン設置の是非が問われたのは、市内47校のうち防音校舎28校についてだけ。自営業女性(49)は「多くの市民にはメリットが感じられない」。「エアコンを設置すれば、市のほかの事業を削るなど影響も出てくる」との市長の主張に理解を示した。会社員男性(39)のように「エアコンは子どもの健康に良くない」と心身への影響を考えて反対した人もいた。
市東部の住民が反対って、これではまるで自分の地域のことだけのエゴ丸出しで東西に分裂しているウクライナ状態ではないですか。自分の地域のことでないから反対だなんて、なんて言う心の狭さでしょうか。

 誰もが子どもの時代を通ってきたし、それが時代に合わせた環境整備をすることは当然のことです。市東部地域にもエアコンの設置が必要であれば順次、市に要求していくべきものでしょう。

 それにエアコンは子どもの健康によくないなんて一体、いつの時代の話をしているのか、不思議でなりません。

 とかく日本人は根性論が好きですが、暑さの我慢比べじゃないんだから、精神論は全くの有害無益でしかありません。

 もともとすべての学校にエアコンを付けることが前提です。優先順位として防音設備があるところから設置するのは仕方ないことだし、今回の件では、藤本市長と対決するためには、このような優先順位的な方法も選択せざるを得ないでしょう。

 いずれは東京都のようにほぼすべてにエアコン導入を行き渡らせることが不可欠です。

 自治体の財力の違いによってかかる格差が生まれるのであれば、それはそれとして国に是正を求めていくべきものです。

 住民投票そのものを敵視する人たちもいます。

 前掲朝日新聞ですが、このように報じられています。
一方で、多くの市民が投票に行かなかった。会社員女性(66)は「本来は市長や市議会が決めるべきものだと思う。経費を4千万円もかけて住民投票するような話なのか疑問だ。仕事もあったが、あえて行かなかった」と話した。
 反対票もそうですが、無関心層も問題だし、あるいは経費がもったいないからという理由で住民投票そのものに反対するなどというのは民主主義そのものの否定に等しいことです。

 地方自治においては色々な参加の方法があるわけだし、それをこのように否定するようでは日本の民主主義も危ういものを感じます。

 以前、大阪の橋下市長がパフォーマンスで行った出直し選挙と一緒くたにしてはらないのです。
出直し大阪市長選挙で「不戦敗」 これは橋下氏の勝ち?

 藤本市長は、さっさとエアコンの設置に向けて決断すべきです。

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