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これでは安倍首相が原発再稼働に固執するはずだ

きのう2月12日の朝日新聞が一面トップで報じていた。 中国政府は福島原発事故から5日目の2011年3月16日に、着工前の原発建設をすべて凍結していたが、今年になって、凍結を解除して原発大国シフトを鮮明にしたと。 習近平主席は昨年の党の重要会議で、「世界最高の安全基準を採用して速やかに新しい原発建設を始める」と宣言した。5年で発電能力を約3倍に増やして、世界第二のフランスに迫る計画であると。

朝日新聞がこのような記事を一面トップで書いた趣旨がどこにあるかは、わからない。
しかし、何かにつけて中国を封じ込めようとする安倍首相がこの記事を読んだら、「だから日本は原発を止めるわけにはいかない」と原発再稼働の思いを更に強めるだろう。

安倍首相でなくとも、中国嫌いの国民もまた同じように思うだろう。いや、中国嫌いでなくとも、そう思う国民は多いかもしれない。加えて中国は核大国だ。核弾頭ミサイルや原子力潜水艦を持って米国と張り合っている。

だから日本も核兵器を持たなくてはいけないと考える国民もまた多いかもしれない。中国に負けてはいけないという誘惑には、私でさえも負けそうになる時がある。

原発大国、核兵器大国の中国を隣国に持つ日本にとって、それでも日本は原発を持たず、ましてや核兵器は決して持ってはいけない、と言い聞かせるのは簡単なことではない。それは、いまの国際情勢を考えれば、あたかも憲法9条を変えて軍事力を強化しなければいけないと考える誘惑に負けそうになることと同じだ。

しかし、それでも日本は原発や核兵器を持つべきではない。平和憲法を変えてはいけない。それは歴史の要請であり、必然だ。この歴史の要請と必然は、ぼんやりしていては気づかない。自ら学び、努力して、はじめて気づくのだ。

このまま行けば、いつか必ず人類は原発と核兵器に大きなしっぺ返しを受ける事になる。原爆投下と原発事故の双方を経験した日本こそ、その事を世界に訴えて行く義務と権限がある。この事を一人でも多くの日本人が、人に言われるのではなく、努力して、みずから気づかねばいけないのである。安倍首相とその側近は、努力と勉強が足らないのである(了)

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