記事

ODAの政策転換への危惧

安倍内閣は、一昨日10日に、政府のODA(途上国援助)の基本方針である、「開発協力大綱」を閣議決定しました。これまでのODA大綱にかわるものです。
他国の軍に対する支援を非軍事の分野に限って解禁しました。また、経済が発展してODAの対象ではなくなった国への支援制限を撤廃しました。 日本の安全保障や経済面での国益を重視した支援にする方針を鮮明にした、と報じられています。

安倍政権の積極的平和主義に基づいて、ODAを戦略的に活用する、という方針を掲げた国家安全保障戦略を受けて、改定したものです。

一番大きな変化は、他国の軍への支援を一部解禁したことです。災害援助など非軍事目的の場合は、個別具体的に検討する、として支援できるようにしています。
検討の中身は具体的ではなく、政府の裁量次第で、抜け道になる懸念があります。海外で活動するNGOなどから懸念の声が上がりましたが、そのまま閣議決定された、ということです。

ODAを戦略的に有効に使うことは、中国が勢いを増している中で、必要なことだとは思います。 しかし、年々、金額が減っているODAで、これまで力を入れてきた、教育や健康、貧困対策などが、おろそかにならないようにしてほしいものです。

こうした視点で、ウォッチしていくことが必要だと思います。

あわせて読みたい

「ODA」の記事一覧へ

トピックス

  1. 一覧を見る

ランキング

  1. 1

    BLOGOSサービス終了のお知らせ

    BLOGOS編集部

    03月31日 16:00

  2. 2

    なぜ日本からは韓国の姿が理解しにくいのか 識者が語る日韓関係の行方

    島村優

    03月31日 15:41

  3. 3

    「いまの正義」だけが語られるネット社会とウェブ言論の未来

    御田寺圭

    03月31日 10:09

  4. 4

    カーオーディオの文化史 〜ドライブミュージックを支えた、技術の結晶たち〜

    速水健朗

    03月30日 16:30

  5. 5

    BLOGOS執筆を通じて垣間見たリーマンショック後10年の企業経営

    大関暁夫

    03月31日 08:27

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。