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中堅の大学より、底辺の大学の方が就職しやすい?

  DMMニュースが配信していた「先生のコネでパチンコ店に…ド底辺Fラン大学生の就職事情」という記事がいろいろ興味深かったので、これについて少し。

1 記事の紹介

 「最底辺と言われるFラン=Fランク大学の卒業生」の状況について記事にしたものです。何でも「ある程度以上のランクの大学卒業生は、その大学を卒業『するからには』ということを意識してエントリーシートを出していくため、そもそも過当な競争の中で『お祈りメール100通』といった事態が起きてくる」そうです。

 しかし、「最底辺の大学でも、福祉系の短大なら介護系求人などが充実してい」るとしてします。ただ「一方で、国際○○学部、総合○○学部といった何の専門性があるのか分からない学部の生徒については」、自分の「専攻とはまったく無関係な就職先に入っていく」そうです。

 「就職先を選り好みしないFラン大学生は、意外にも逞しく生きている」という話で、実際、大学で勉強したこととは何の関係もないものの、「携帯電話会社の販売、サポセン、システム系の子会社孫会社」「居酒屋から不動産、電気工事屋、介護、工場内軽作業など」結構見つけてくるそうです。

 つまり「“Fラン”と割り切れる学生は強い」という話で、その理由として、「彼らの親に経済的な余裕がないから」、『親のこととか考えると遊んでられない』という話になるとしています。

2 大学の目的

 こういう記事を見ると思うのが、「大学に行く目的は何か」という話です。正直、大学位は行っておかないとまともな就職口がないというのが本当のところではないでしょうか。

 そうであれば、いろいろ議論が出ている様に、大学では開き直って専門的な「技術」を身に着けることに特化しても良いのではないかという話が出るものわからないことではありません。

 実際この記事でもあるように、「国際」や「総合」といった格好良いだけで、具体的に何をするのかわからないところで、何も学ぶのかという話は良く聞く話です。

 だったら、福祉とか、情報処理など特定の技術に特化した知識を教え込んだ方が就職もしやすければ、会社としてもそれなりに使い勝手があるという話にもなるかと思います。

3 企業の思惑

 それに何度か書いている様に企業にしても大学での教育を当てになどしていないという現実があります。

 あるのは、(一流)大学を出たということは、会社にしてみれば「受験戦争」を勝ち抜ける要領の良さか、長時間何の疑問もなく勉強(努力)できる従順さ、勉強しなくても高得点のとれる才能のどれかを持っていることを意味することだけかと思います(大学の学部・学科に「キラキラネーム」が出てきた理由)。

 つまり、会社にしてみれば、とても大学卒全部のエントリーを相手にすることなどはできないので、学歴というフィルターで適当に数を減らすということをしているだけということではないでしょうか。

4 足切り

 つまり「足切り」程度にしか考えていないというわけかと思いますが、いわゆる一流企業に入るためにはこの「足切り」を潜り抜けなければならないというのが日本の現実で、そこから見ると学歴というのはそれなりに機能しているのかと思います。

 ただ、別に一流企業だけが企業ではないわけで、下手に夢ばかり見て、どこにも就職先に見つからないというよりは、この記事のように開き直って雇ってくれるところを探した方が良いのは間違いありません。

 話としては、一流大学と底辺のところは斯様にそれぞれ道がわかりやすいのでしょうが、そうでない中途半端なところの大学は、どっちつかずになりやすいという話なのかもしれません。

 なまじ大卒程度ということで、中途半端に門戸が開いており、底辺ほどではないとなると、何とかなるのではないかと希望ももつのでしょうし、実際に可能性が0ではないとなると、益々諦めがつかないのかもしれません。

5 最後に

 ま、最後は自分の人生ですから、冒険にかけるか安全パイにかけるかは人ぞれぞれで私ごときがどうこう言う話ではありません。

 ただ、大学はただではなく、それなりに(かなりの)費用もかかるわけで、費用対効果という側面も必要かと思います。

 問題は、高校生にそうした判断がどこまでできるかという話で、経験したことのある人ならいろいろ身に染みてわかるのでしょうが、これから大学生活という希望を持っている高校生にはかなり酷な面があるのは確かかと考えます。

 ただ、そうは言っても、本当に費用(学費)の面だけは考えもらいたく、奨学金を利用する場合は、今後どのように返していくのかなど、そこだけはしっかり考えてもらいたいと思っております(奨学金という「借金」と就職できる大学という現実)。

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